第六章 第一層攻略会議A
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よ」
「他のゲームも、移動の時ってこんな感じなんですか?なんていうか??遠足みたいな??」
「??ふふ、遠足はよかったなぁ」
ノアが口元に手をやり笑う
「残念ながら、他のタイトルじゃとてもこうは行かなかったの
だって、フルダイブ型じゃないゲームは、移動するのにキーボードなりマウスなりコントローラを操作しなきゃいけないからチャット窓に発言を打ち込んでいる余裕はなかなかないの」
「??ああ、なるほどです??」
「まぁ、ボイスチャット搭載のゲームはその限りじゃないだろうけど、俺達はそういうのやってなかったからな」
「へえ??」
そんな会話をしながら進んでいき
午後十二時半過ぎにボス部屋の前に辿り着いた
「??ちょっといいか」
キリトとノアはユキナに身を寄せると声を低めて囁いた
「今日、俺達が相手する取り巻きは雑魚扱いだが充分に強い」
「昨日もかいつまんで説明したけど、頭と胴体の大部分を金属鎧でがっちり守ってるから、あなたの《リニア―》もただ撃つんじゃ徹らないの」
「解ってます
貫けるのは喉元一点だけですよね」
「そうだ
俺とノアが奴等の長柄斧をソードスキルで跳ね上げさせるから、すかさずスイッチで飛び込んでくれ」
こくり、とユキナは頷き、大扉に向き直った
ディアベルは、銀の長剣を高々と掲げると、大きく一度頷いた
四十三人のレイドメンバーも、それぞれ武器をかざし、頷き返した
青いロングヘアをなびかせて振り向き、騎士は左手を大扉の中央に当て???
「????行くぞ!」
短く一言だけ叫び、思い切り押し開けた
ボス戦がついに始まった
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