第六章 第一層攻略会議A
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幸い、ノアの呟きはフードのプレイヤーには聞こえなかったらしい
キリトはそれをスルーして真顔で言った
「なら、俺達と組まないか?レイドは八パーティーまでだから、そうしないと入れなくなる」
フードのプレイヤーは一瞬逡巡を見せた後、頷いて言った
「?申請のやり方が分からないのでそちらが申請してもらえますか?」
「??ああ、分かった」
キリトは相手のカラー・カーソルに触れるとパーティー参加申請を出した
フードのプレイヤーが恐る恐るといった感じでOKを押すと、視界左側にやや小さい三つ目のHPゲージが出現した
【Yukina】それがフードのプレイヤーの名前だった
??声で何となく分かっていたのだが、フードのプレイヤーは女だった
その後、ディアベルに取り巻きコボルドの潰し係を押し付けられた
「??どこが重要な役割なんですか
ボスに一回も攻撃できないいまま終わっちゃうじゃないですか」
「し、仕方ないよ、三人しかいないんだから」
「スイッチでPOTローテするにも時間が全然足りない」
「??スイッチ? ポット????」
訝しそうな呟きに、キリトは改めて思った
この少女は、本当に何の知識もない完全な初心者として、ここまでたった一人で来たのだろう
「??あとで、全部詳しく説明する
この場で立ち話じゃとても終わらないから」
その後、いろいろと話し合った後
キリト達三人はフィールドに出て、百聞は一見にしかず、ということで実践をしながらフードの少女にひたすらレクチャーすることになった
この時に分かったことだがこの少女はどうやらソードスキル《リニアー》一つしか使えないらしい
しかも、尋常じゃなく速く、正確に敵の急所を突くのであった
「??みんな、いきなりだけど??ありがとう!
たった今、全パーティー四十四人が、一人も欠けずに集まった!!!」
途端、うおおっという歓声が広場を揺らし、滝のような拍手が起きる
「今だから言うけど、オレ、実は一人でも欠けてたら今日は作戦を中止しようって思ってた!
でも??そんな心配、みんなへの侮辱だったな!
オレ、すげー嬉しいよ??こんな、最高のレイドが組めて??
まぁ、人数は上限にちょっと足りないけどさ!
もう、オレから言うことはたった一つだ」
右手を左手に走らせ、銀色の長剣を音高く抜き放ち??
「???勝とうぜ!!!」
移動を開始してしばし
ユキナは疑問に思い、隣を歩いている片手剣士二人に話掛けた
「??あの、あなた方はここに来る前も他のエ??、MMOゲーム?っていうのをやっていたんですよね?」
「ああ、まあな」
「うん、そうだ
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