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サラマンダーたちとの戦闘が終わって。
私たちの目の前には、大きな門と、その先に見える、キラキラ輝きを放つ街。
「ここがルグルー…!綺麗だね、ユイ」
「ですね、ねぇね!」
あー…ユイ可愛い〜
そいや、まだお兄ちゃんの顔に紅葉型のエフェクトが残ってるんだけど…気にしなくていっか、お兄ちゃんが悪いんだし♪
ユイもパパが悪いーって言ってるし!
リーファも脅してるし。
私は参戦しなくていっか?これ以上やるとかわいそうだしね。
リーファが良さそうな店を見つけたのか、歩いていく。
私も覗いて回ろうかな。
「お兄ちゃーん!私達もあのお店いってみよ!」
「お、おお、わかった」
私たちはリーファの駆けていった店に行き、リーファに声をかける。
そんなとき、兄が、「そういえば」と切りだす。
「さっき、サラマンダーズに襲われるまえ、なんかメッセージとどいてなかった?」
「あ…忘れてた。」
リーファが呟き、フレンドリストを確認する。
どうやらレコンは寝てしまったようで、不安そうな顔をするリーファに、私は提案した。
「一旦向こうで連絡取ってみたら?」
「うーん…じゃあちょっと戻って連絡取ってくるからさ、お兄ちゃんたち、待ってて」
リーファは近くのベンチに腰掛け、ログアウトを実行する。
私達はそれを見送った後、ふぅ、と息をついた。
「長かったねぇ、ここまで…」
「スグがリーファだったり、いろいろあったなぁ…」
「まだルグルーでしょ?アルンまでは遠いね」
「だな…」
確かに、急ぐならもうすこしペースを上げたいところだけれど、案内してくれているリーファも居るのだ。
今の私たちのステータスの様子なら単独行動などをしても問題はなさそうだけど、やはり迷ってしまっては元も子もないし。
「レコンどうしたんだろうね〜」
「リーファにほれてるみたいだったよな」
「パパもねぇねも、自分には鈍感なのに他人の心には敏感ですね」
「「?どういうこと?」」
そんな感じで離していると。
リーファの体が動き、いきなり立ち上がる。
私たちが驚いていると、リーファがいきなり謝った。
状況が掴めない、と説明を求めた私達。
走りながら説明してくれるらしいので、私たちは走り始めた。
説明によるとどうやら、サラマンダーたちがそろそろ始まるシルフとケットシーの対談を狙っているということなのらしい。
リーファはレコンからそれを聞き、サラマンダーたちよりもさきにその場所へ着こうといっているのだ。
「ここまで案内しておいて、本当ゴメン、二人共。私はサクヤ
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