暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0439話
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んでいるのはシャドウミラーだけであり、居住施設には圧倒的な余裕もある。もちろんホワイトスターに移住する以上は俺達の意志に従って貰う事にはなるが……火星に放り出されたりするよりはマシだろう。

「なるほど、それは確かにいい案かもしれないね」

 フェイトにしても、MMの人員を心配しなくてもいいというのは渡りに船なのか結構乗り気に頷く。

「さて……意見も出揃ったし、ゲームでも始めようか」
「ゲーム?」
「そう。もしこのゲームで君が勝ったら、僕は君に従って君のプランを推進しよう。ただしそれはあくまでも君が勝った場合だ。先程も言ったが、僕としてもこれまで進めてきた計画がある以上はそう簡単に乗り換える訳にはいかないからね。だからゲームだ」
「内容は?」
「簡単だよ。僕と君が手加減無しで戦って、勝者の方のプランで魔法世界の救済を行う。ただし時間制限は付けさせて貰うよ。現在行われている儀式が完成するまでがタイムリミットだ。当然リライトの儀式が完了すれば魔法世界は消滅するよ」
「……いいだろう」
「大魔王と呼ばれた男の本気、楽しみにさせて貰うよ。……あぁ、そうそう。君が精霊の群れに襲われた理由を知ってるかい?」
「いや、そう言えば知らないな。お前はその理由を知っているのか?」
「これまではあくまでも予想だったんだけど、君の説明で何となくね。恐らく精霊達は君が別の世界の存在だからこそ惹かれたんだと思うよ。実際君の契約したグリフィンドラゴンは恐らくこの世界で生を受けた魔獣にも関わらず現実世界に移動出来る筈だ」

 ……なるほど。俺の血を受け止めるだけの器があれば確かにそれは可能かもしれない。精霊にしても自我があるとしたら消滅をしたくないと考えるのはそうおかしな話では無いだろう。だが……

「それが何故あのタイミングだったんだ? 俺が召喚魔法の契約をしてから襲われるまでは随分と時間のズレがあるが?」
「さて、今も言ったようにあくまでも予想だからね。恐らく精霊が群れと化して暴走するには他の要因もあるのかもしれない」
「ふんっ、結局は詳しい理由は分からないという訳か」
「残念ながらね。……さて、そろそろ話は終わりにしてゲームを開始しないかい? 君にしても時間を消費するのは嬉しく無いだろう?」
「……そうだな。じゃあ、始めるとしようか」
「そうだね、始めるとしよう」
『この世界を救う為の第一歩を!』

 俺とフェイトの声が重なり、同時に瞬動を使ってお互いの間合いを詰めていく。
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