魔法先生ネギま!
0439話
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帆良に侵入させた悪魔も戻ってこなかったしな?」
「なるほど、やっぱり彼等を倒したのは君だった訳か」
「そうなるな。悪魔まで派遣したのに悪いが、俺を調べてもまずお前達が知りたいような情報は一切入手出来なかったと思うぞ」
その言葉にピクリと眉を動かすフェイト。
「その言葉は、僕達を侮っていると見ていいのかな? それとも絶対に自分の情報を得られないという自信の現れかい?」
フェイトの言葉に首を左右に振る。
「違う、その時点から間違っているんだ。俺の情報を麻帆良やら現実世界やら魔法世界やらでどれ程深い場所まで探ったとしても、出て来るのは精々近右衛門がダミーとして用意したものくらいだろう」
「それは、どういう意味かな? それだとまるでこの世界には君の情報が何処にも無いと言ってるように聞こえるんだけど」
「ふんっ、やっぱりお前は察しがいいな。さっき突っかかってきたクァルトゥムとかいう奴とは大違いだ」
「……彼と会ったのかい? いや、それで君がここにいるとなると、つまりはそういう訳か」
「ああ。今頃は石になってその辺に転がってるよ」
「一応、彼は僕と同じ性能を持っているんだが……」
「確かに力だけを見ればお前と同等だったのかもしれないが、力を手に入れて有頂天になっているような奴に俺をどうこう出来るとでも思ってるのか?」
「……まぁ、彼は意図的にああいう性格として作られたからね」
僅かに視線を逸らしている所を見ると、フェイトとしてもクァルトゥムは扱いに困る存在だったのかもしれないな。
「で、話を戻すとだ。この世界そのものに俺の情報が無いというのは正しい」
「……」
無言で先を促すフェイトに、ニヤリとした笑みを浮かべつつ口を開く。
「改めて自己紹介だ。俺の名はアクセル。アクセル・アルマー。とあるテロ組織が起こしたテロの為に次元転移装置の暴走でこの世界に飛ばされてきた正真正銘別世界の人間だ。それも現実世界とこの魔法世界という1つの世界の中で別にある異世界という訳じゃない。平行世界、パラレルワールド。そういった類の別世界だな」
「この魔法世界とも違う……別の、世界?」
「ああ。そして、だからこそこの魔法世界を救う為の手段を提示出来る」
ピクリ、と反応するフェイト。その視線が嘘を吐く事は許さぬとばかりに俺を見据える。
「具体的なその手段を聞かせて貰おうか」
「まず第1に。この魔法世界消滅の危機に陥っているのは火星にあるこの魔法世界の魔力が無くなってきているから。これは大前提だな?」
「そうだね。間違ってない」
「つまりは、火星に魔力を産み出す力が無い。もしくは極小さいというのが理由な訳だ。そして反面地球では魔力を産み出す力が強い。つまりは、火星をテラフォーミングして人が住めるようにす
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