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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeU:
Vixi et quem dederat cursum fortuna peregi
Epos1夜天の主の下に集いし雲・守護騎士〜Wolken Ritter〜
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し時計の件はちょうアカンと思うけど。むぅ、一緒に朝ご飯、作りたかったなぁ・・・。
「(ん? なんや妙な違和感が・・)ルシル君・・・今、俺って・・・」
「ん? ああ、変えることにしたんだ、一人称。少しの間、違和感を与えるかもしれないけど、我慢してくれな。・・・そうだ。朝食はもう出来ているから、用意が済んだら一緒に食べよう。はやてに話しておきたいこともあるんだ」
それだけを言うてルシル君は戻って行った。どんな心境の変化なんやろ。一人称を変えるなんて・・・。それにわたしに話したいことがあるってことやけど、なんやろ。とりあえず服を着替える。ちょうボサついとる髪に櫛を通して、髪留めを付ける。
ダイニングに行くと、ルシル君はご飯を茶碗によそてる最中。それを横目に洗面所へ。うがい手洗い、そんで顔を洗って、ダイニングに戻る。準備を終えてもう椅子に着いとるルシル君の向かいの椅子に座って、白いご飯、お味噌汁、出し巻き卵、野菜サラダが2人分並べられたテーブルを見回す。どれもこれも美味しそうや。
ルシル君と一緒に手を合わせて「いただきます」挨拶。いつものようにルシル君と2人きり、幸せな朝食時間をゆっくりと過ごす。
「そうや、ルシル君。さっきの話って、なんやったん?」
「ああ、うん。・・・俺がこの世界に来た理由はもう果たしたんだが。はやてさえ良ければ、君の誕生日を祝った後も、もうしばらくこの家で世話になりたいな・・・と」
遠慮がちにそう言うたルシル君。
「もちろんオーケーや! どんくらいでも居ってええよ! わたしとしても、ルシル君ともっと一緒に居りたいって思うてたんやもん!」
ほぼ毎日のように考えてた、ルシル君をどうやったらこの家に留めるか。ルシル君から次元世界の説明を聴かされた時はホンマどうしようかと思うた。人間が存在してる星が地球だけやなくていっぱい在るってゆうのはもちろんのこと、ルシル君がこの星の人やないってゆうのがショックで。
いつかお別れしても海外出身なら連絡くらいは取れる。そやけど異世界(フェティギアって世界らしいわ)の人ってなったら、一度お別れしたら連絡の取りようがない。けど、その大問題が解決した。しかもルシル君からの提案で。そやからわたしはルシル君に顔を近づけるようにして食い気味にそう言う。するとルシル君は「そっか」って微笑んだ。
「うん、ホンマにどれくらいでもええんよ? わたしはこれからもずっと独り暮らしやと思うし、そやから2人でゆったり過ごせると思うんよ」
「独り暮らしになると判っていて男を招き入れるか?」
ルシル君が俯き加減になんやボソッと言うた気がしたから「ん? なんか言うた?」って訊き返してみるけど、「いや、なんでもない」って苦笑いするだけやった。
「あと、もう1つ。しばらく八神姓
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