暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeU:
Vixi et quem dederat cursum fortuna peregi
Epos1夜天の主の下に集いし雲・守護騎士〜Wolken Ritter〜
[3/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
見る。我が愛おしい娘、グランフェリアの消滅を直に肌で感じた所為か眠気が全く起きない。ちょうどいい。情報の整理をしよう。昨日今日と色々なことが起きすぎた。特に問題なのが「レーゼフェアとシュヴァリエル」だ。イリスからその名前が出た時、最悪な事態が脳裏に過ぎった。今でもそうだ。胸がざわつく。
(フェイトの側にグランフェリア。管理局側にレーゼフェアとシュヴァリエル。ならば、ガーデンベルグやリアンシェルト、フィヨルツェンもまた、なのは達と・・・)
これが偶然か必然か。偶然と言うにはあまりにも出来すぎている。ならば必然か? だったらどうやって、かつての私と関わりを持っていたフェイト達と関係を繋げることが出来た? 先の次元世界での私とフェイト達の関係を知ることが出来る術が在るとは思えない。やはり偶然なんだろうか。いくら考えても解は出ることもなく。
(もしかすると・・・)
あの子たちと関わりを持っていれば、 “エグリゴリ”の情報が入ってくるかもしれない。そんな願望が生まれる。いや、たとえ“エグリゴリ”の情報が入らずとも、少し準備期間が欲しいと言うのがある。
(体格は別として、魔力の出力制限がやはり痛い・・・)
ジュエルシードを使えば、十分この体や魔力制限でも戦い合える。それはグランフェリアを相手に戦って判明した事実。が、残る“エグリゴリ”の戦闘能力からして、出来れば温存したいと言うのが本音だ。最強にして最高の性能を有するガーデンベルグ。あの子を相手にする時にジュエルシードを使い潰しているような事が無いように。だから・・・
「・・・・決めた。私は・・・いや、俺は――・・・」
†††Sideルシリオン⇒はやて†††
カーテン越しから漏れる陽の光と温かさで目が覚めた。いつもより早く起きたんやなぁと思いながらもぞもぞと寝返りを打つ。いつもなら目覚まし時計の機能で起きるんやから。で、今の時刻を確認しようと時計を見ると、「うえっ!?」短針の位置を確認してビックリ。
「もう8時半やんか!!」
ガバッと跳ね起きる。もう一度時計を見てみれば、目覚まし機能を止めるボタンが押されてるのが判った。
「おはよう、はやて。朝早くから叫んでどうしたんだ?」
「ルシル君・・・! 朝早くって、もう8時半や!」
エプロン姿のルシル君が苦笑いしながらやって来た。完全に朝寝坊したことに対して「ごめんな、ルシル君」って謝る。
「はやてが朝寝坊した原因は、明らかに俺の帰りを待つための夜更かしだ。それはつまり俺の所為。だからはやては気にしないでいい。あと、目覚まし時計を止めたのは・・・俺だ♪」
キラン☆と歯を光らせるような笑顔を向けて、親指をグッと立てたルシル君。夜更かしはわたしの独断やから、ルシル君が悪いわけやない。目覚ま
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ