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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeU:
Vixi et quem dederat cursum fortuna peregi
Epos1夜天の主の下に集いし雲・守護騎士〜Wolken Ritter〜
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リッター。何なりとご命令を」
最後にヴィータがそう締めた。俺の時と同じ言葉、順番だ。さぁ、はやてはどう出る?
「ほわぁ〜。・・・・あ、わたし、八神はやていいます♪ みんなのお名前、訊かせてもらってもええかな?」
超にこやかに自己紹介した。そして騎士たちに名を問う。騎士たちは顔を上げ、はやての顔をポカンと見上げていた。改めて「訊かせてな? これから家族になるんやから♪」笑顔でそう訊かれたことで、
「守護騎士ヴォルケンリッターが将、シグナムです。我らが主、ヤガミハヤテ」
「シャマルでございます」
「ヴィータ、です」
「ザフィーラです、主」
若干困惑しながら自己紹介を終えたシグナムたち守護騎士。
「シグナムさんにシャマルさんに、ヴィータちゃんにザフィーラさんやな。・・・ん? あと1人おるって話やったけど・・・。一緒やないの?」
「え? 何故それを・・・?」
はやての言葉にシグナムが守護騎士を代表して訊き返した。らしくない、動揺しているからだろうな。普段のシグナムなら真っ先に質問に答えるだろうに。
「えっとな。わたしにみんなのこと、闇の書のことについて教えてくれた人が居るんよ。みんなにその人、もう1人の家族を紹介するな」
はやてが俺に向かって手招きをしたことで、シグナム達の視界に入るように全身を現す。シグナム達がこちらへと顔を向け、そして俺の顔を見、「っ・・・!」全員が一斉に目を見開いた。
「うそ、だろ・・・オーディン・・・!?」
真っ先に声を出したのは、ヴィータだった。
「はじめまして。この家に居候している、八神ルシリオン。本名、ルシリオン・セインテスト・フォン・シュゼルヴァロードです」
俺も自己紹介をする。そう。シグナム達とは初対面であるという事を強調するように。
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