星屑の覚醒
16 始まりの言葉
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に数秒を要した。
だがスターダストはその間にも再び動き始めていた。
「ハァァァ!!!」
「!?キャァァァ!!!」
一気に攻め寄り、左手のバルムレット・トラッシュでクイーン・ヴァルゴを弾き飛ばした。
もはや人間の心を失った戦闘マシンのように止まることを知らない。
その様子を空中で見ていたジャック・コーヴァスは恐怖すら抱いた。
横腹の辺りを押さえながらクイーン・ヴァルゴは立ち上がる。
「クッ.....」
そしてスターダストは両手の武器を投げ捨て、右腕のガントレットのボタンを押す。
スターダストは完全にこの2人を上回っていた。
もはやこの2人はあまりの戦力差に恐怖を抱き、冷静な判断が下せずにますます戦力差を広げている。
その戦力差はとうとう決着へと結びついた。
視界に映るコンソールを操作して、ブラスターに変形した右腕をクイーン・ヴァルゴに向けた。
Noise Force Bigbang!!
『ノイズ・フォース・ビッグバン!!!ブルームーン・エクストリーム!!!!』
それは一瞬の出来事だった。
スターダストのブラスターの銃口から放たれた青く輝く閃光がクイーン・ヴァルゴを貫いた。
「キャァァァ!!!!」
胸部に大ダメージを受け、クイーン・ヴァルゴはその場に跪く。
そしてぐたりと倒れ込み、スーツが限界を迎えるサインのように発光するとクインティアを残して崩れ去った。
スターダストは反面、驚いていた。
最初と同じく自分の力に体の底からゾクゾクと震え上がらせるものを感じていた。
しかしそれを味わうまも無くスターダストには次なる脅威が迫っていた。
「テメッェェェ!!!!よくも姉ちゃんぉぉ!!!」
一気に怒りに任せて、空中からジャック・コーヴァスが襲い掛かった。
急降下しステルス爆撃機と判別がつかないほどのスピードでスターダストの背後を捉えた。
だがスターダストにジャック・コーヴァスの突進が直撃することはなかった。
「!?クソォォォ!!!!!!」
直撃寸前で何かに阻まれたのだ。
よりにもよって一番警戒したいたはずの『電波障壁』によって。
再び旋回して距離をとる。
「......」
スターダストは辺りを見渡した。
ジャック・コーヴァスは素早い飛行でスターダストをかく乱して強烈な一撃を与えるつもりだった。
それも『電波障壁』が回復する前にだ。
だとすれば数秒以内に再び仕掛けてくる。
自然とユーティリティ・ベルトのホルスターに収められたシングルショット『グングニル』を取り出す。
そして右腰の黒い弾丸を詰めた。
なぜここまでの行動を迷うこと無く行っているのか疑問に思わずに入られない。
まるでスターダストとして戦うのが初めてでは無い気がした。
自然と
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