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流星のロックマン STARDUST BEGINS
星屑の覚醒
16 始まりの言葉
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ョットに大量の武器を装備したユーティリティ・ベルト。
まさにロックマンだ。
だがシューティングスター・ロックマンではない。
『星屑のロックマン』、『スターダスト・ロックマン』がここに誕生した。
そしてスターダストは口を開き、始まりの言葉を宣言した。

『....さぁ、始めよう』

「このやろう...」
「......アカツキ」
「え?」

ジャック・コーヴァスは生意気にも電波変換をしたスターダスト=彩斗へと怒りを募らせるが、反面クイーン・ヴァルゴは全く違う感想を抱いていた。
スターダストが似ていたのだ。
自分を裏切った人物『暁シドウ』の電波変換する『アシッド・エース』、そのウイングやマスクなど明らかに酷似している部分が見受けられる。
それによってジャック・コーヴァスを超える怒りを抱き、一気に白銀の棍棒を構えてスターダストに襲いかかった。

「ヤァァァァ!!!!」
「!?」

スターダストはとっさに右腕のガントレットのボタンを押す。
正直、どうしたらいいかは全く理解できていない。
だが直感的にそうした。
いくつかボタンが並んでいるうちの一番右端のボタンだ。
それとともに無骨な金属音がガントレットから響いた。
そしてスターダストはクイーン・ヴァルゴから振り下ろされる棍棒を肘で防ぐと右腕をクイーン・ヴァルゴの腹部に押し当てた。

「なっ!?」
「ハァァァ!!!!」

変形した右手の人差し指に感じる引き金を引いた。
凄まじい爆音が響き、閃光が弾けた。

「キャァァァ!!!」
「姉ちゃん!?」

クイーン・ヴァルゴの腹部に激しい痛みが走り、体が宙に浮いた状態で地面と並行に吹っ飛んだ。
その光景は見ていたジャック・コーヴァスの目からは何が起こったのか理解しがたいものがあった。
だが反面、反撃した当の本人であるスターダストもまた驚きを隠せずにいた。

「すごい...これが...星屑の力」

自分の右腕を見た。
右腕は全長1メートル程のバズーカ砲へと変形していた。
バトルチップ『センシャホウ』と酷似しているが、スターダストのボディーカラーに近く、小型のエネルギージェネレーターが搭載され、威力が桁外れな殺傷兵器だ。
自分は星屑ほどの小さな力しか求めていないはずだった。
だがその思いを遥かに超える力を持ってしまったことに背筋が震える。
しかしそれは恐怖ではなく興奮にも近いものがあった。
右腕は一瞬にして元の5本の指のあるグローブへと変形する。

「このヤロォォォ!!!」
「ハッ!!!ヤァァ!!!」

次の瞬間、ジャック・コーヴァスは殴り掛かってくる。
しかしスターダストは弾き、ステップを踏み込むと顔面に肘を打ち込んだ。

「!?ウゥゥ!?」
「ヤァァァ!!!」


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