星屑の覚醒
16 始まりの言葉
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」
クインティアとジャックはまさかの反撃に驚くも、ジャックは彩斗に殴りかかった。
しかし彩斗はそれを分かっていたかのように交わし、2人と距離を取った。
「!?....仕方ねぇ。徹底的に傷めつけてやる」
ジャックとクインティアは左腕のトランサーを構えた。
拳を握り、頭上に伸ばすとコマンドを叫んだ。
『電波変換!!クインティア!!オン・エア!!!』
『電波変換!!ジャック!!オン・エア!!!』
2人は次の瞬間、2人はそれぞれ朱色の光と黒とオレンジの光の渦に包まれ、一瞬して姿を変えた。
クインティアはFM星人『ヴァルゴ』と電波変換し、乙女座の電波人間『クイーン・ヴァルゴ』。
そしてジャックはFM星人『コーヴァス』と電波変換し、カラス座の電波人間『ジャック・コーヴァス』へと姿を変えた。
どちらもFM星では凶悪犯とも呼べるウィザードとの融合で並の電波人間を圧倒するスペックを誇る。
そんな2人を相手にすれば電波障壁とマテリアライズの力を持つ彩斗でも負けるのは明らかだ。
「これが最後の警告。部屋に戻りなさい」
「もっとオレたちと遊ぶか?悪いが電波変換には期待するなよ?あんなのただの偶然だ」
ジャック・コーヴァスは彩斗の先日の電波変換の可能性をひと蹴りした。
しかし彩斗は焦ることはなかった。
それどころか今の2人の脅しすら耳に入っていない様子だった。
「行くぞ、トラッシュ」
「あ?」
「.....」
彩斗はポケットから例のカードを取り出した。
先程、トランサーから排出された『トランスカード』。
それを迷うことなく再びトランサーのカードスロットに挿入する。
Trans Code 000...
静かな電子音がトランサーから響く。
そしてトランサーの画面上ではいくつものコンソールが見たこともないコマンドを自動実行しテクノポップ風な通知音が鳴り始めた。
彩斗は左腕を顔の高さまで上げる。
そして自分の決意を叫んだ。
『僕にはこの世界を照らすほどの光は必要無い....星屑ほどの小さな光で十分だ!!!トランスコード!!スターダスト・ロックマン!!!』
彩斗は左腕を左側に突き出し、白と青の光の渦に包まれた。
その眩さにそれを見ていた2人は目を逸らす。
それはデンサンタワーの展望室からも見ることが出来た。
そして竜巻が止む頃、そこに立っていたのは彩斗では無かった。
「...お前は....」
紺色のボディースーツに灰色のアーマー、ガントレット、ブーツ、鷹を模した灰色のヘルメットに青のバイザーという外見。
身長172cm。
そして背中にはウイング上のカッター、肩には太極図を模した紋章、肘には突起のある防具、胸にはシューティングスター・エンブレム、腹部にはシングルシ
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