暁 〜小説投稿サイト〜
圧倒的究極神が世界を旅するそうです ハイスクールD×D編
旧校舎のディアボロス
第三話
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魔であった。

だというのに黒歌と白音同様、先程の3人に全て持ってかれた。

ここで先程の木場に戻る。

木場は自らに認識阻害を朱乃にかけてもらっていた。

要は木場は、”祐斗”君ではなく、”祐奈”ちゃんだったということだ。

だが、悲しいかな。一誠や紅音、霞とシルマには全くといって言い程効果がなかった。

黒歌と白音も仙術により、祐奈が女であることを見抜いていた。

「ふふ、いくら認識は男だと思えても、仕草や服装までは誤魔化すことができないから、

 ボロが出ないように頑張ってたのに、まさか初めから効果がなかったなんて思わなかったよ」

祐奈が床に手をついたまま話し出す。

目尻にはほんのりと光る粒がある。

「せっかく出来た友人を騙していると思いながら過ごしてたのに、まさか初めから効いていないなんて、

 そして、何度君の前で裸を晒したんだろうか。ふふ、僕が思うだけでも10回以上はあるな」

部屋にいる全員の一誠に対する視線が鋭くなる。

しかたないだろう、出かけた言葉を一誠はそのまま飲み込む。

わざわざ自らに認識阻害を掛けている奴に、何故男装をしてるのか、なんて聞けるわけがない。

だが、裸を見ていたことは事実だ。

「まあその、すまなかったな」

「…うぅん、いいよ僕も隠し事をしていたから」

一誠は素直に謝ることにした。

祐斗、もとい、祐奈の手を引き立ち上がらせる。

リアスが場の雰囲気を変えるかのように一度咳払いをした。

「本題に入るけどいいかしら?」

「構わない」

「まどろっこしいのは嫌いだから、単刀直入に言うわ。

 イッセー、あなた悪魔にならない?」

「悪魔になったことで、俺にメリットは?」

「寿命が人間と比べて格段に伸びるわ。

 それに悪魔には階級があって、転生悪魔は下級悪魔扱いだけど、中級、上級になることだってできるし、各々に領地も与えられるわ。

 親族についてはグレモリーの名の下に、確りと保護する。

 ああ、あとハーレムを作ることだって可能よ。と、ところでイッセー?」

とても解り易い説明だ。だがリアスの最後に言ったハーレムという言葉に目を光らせる者が数人いた。

「なんだ」

「私のことをどう思う?」

「可愛らしい、それに好ましく思う」

「そ、そう、わかったわ。ありがとう…うふふ」

リアスの質問に対し、一誠は躊躇いなく答えた。

リアスはその言葉に顔を朱く染め、壊れたようにうふふと笑っている。

「イッセーが私の事を可愛いって…好ましく思うって…」

「リアス? ちょっとリアス? ダメね壊れてるわ。リアス抜きで話を進めましょう」

壊れたリアスを放置
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