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八条学園怪異譚
第四十五話 美術室その三
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はある意味において物差しの様な存在になっている。
「同じ学年のせいかしら」
「それ言ったら二年生の人皆そうよ」
「そうね、それは違うわね」
 愛実も聖花に言われて自分の考えと言葉を訂正した。
「幾ら何でも」
「そうよ、青木先輩な人はそうはいないから」
 あくまで特別なケースだというのだ、茉莉也は。
「小林先輩も凄いけれど」
「あの人もね。凄くいい人だけれど」
 だが、である。七生子の場合もまた。
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