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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百五話:踊り子さんたちと一緒
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!
また随分、可愛らしくはあるけれども!
なぜはじめから、それを出さないのか!
と、寝間着と下着を選び終えたところで、いよいよ期待のお風呂に移動しますが。
「……」
「……」
「……」
見られてます。
めっちゃ、見られてます。
前世でも温泉とか銭湯とか好きだったし、普通に見られるならそこまで気にしないんですけど。
ここまでガン見されると、さすがに……。
「……あの。脱ぎ辛いんですけど」
「そ、そうね!ごめんね、私たちも脱ぐから!気にしないで、脱いで!」
「そ、そうよね!女同士なんだから、気にしないで!」
「……はあ」
と、とりあえず視線が逸らされたので、脱ぎ始めますが。
「……
晒
(
さらし
)
ね」
「……晒を、巻いてるのね」
「……巻いてて、これなのね」
「……隠れてて、わかんなかったけど。……これは……」
また、見られてます。
すごく、見られてます。
「……あの。だから、脱ぎ辛いんですけど」
「あ、ご、ごめんね!……でもさー?」
「……ねー?これは、仕方ないよねー?」
「うん、見るでしょ、これは」
……なんだよ!
言いたいことはわかるけど、見て見ぬフリをするのが!
見てないフリでチラ見するのが、大人の対応ってもんじゃないの!?
踊り子さんだからって、いちいちオープン過ぎるのもどうかと思います!
「あの」
「もー、いいじゃない!勿体ぶってないで、さっさと脱いじゃいなさいよ!ほら、脱がせてあげるから!」
「え、ちょ」
「ほらほら、良いではないか、良いではないか」
「ちょ、ま」
どこの悪代官だ!
そしてこの世界での、元ネタはなんだ!
「きゃー、やっぱ大きいー!」
「え、クラリスより?クラリスより、大きくない?ほら!これ!見て!」
「ひゃ!?やめ」
「え、でも細い!腰とか、すごい細い!どうなってんの、これ!」
「ホント、細ーい!え、腕何周とか、そんな話?」
「ちょ、抱きつかないで!」
「やだもう、可愛いー!完全に、可愛い女の子じゃないー!誰よ、男とか言ったのー!」
「あんただって言ってたでしょー!」
「言ったわよ!そりゃあ言ったわよ!カッコ良かったもん!それが何よ!こんなに可愛いって何よ!何なのよ、ずるい!可愛い!!」
「や、やめ」
「ちょっと、ずるい!あんたばっかり!私だってー!」
「やめ、やめて」
「えー、私も、私もー!えいっ」
「もう、やめてーー!!」
私のライフは、もうゼロです!!
と、ギブアップしたところで、調子に乗った踊り子さんの集団からクラリスさんによって助け出され。
クラリス姐さん……一生、着いていきます……!
と、目をうるうる
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