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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百五話:踊り子さんたちと一緒
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わされるんですか?」
もしそうなら、仲間たちに注意してこないと。
間違っても、ここには近付くなって。
「失礼ね。礼儀正しく訪ねてくる紳士に、そんな真似はしないわ。姑息に侵入を企てるような不届き者だけよ、そんな目に遭うのは」
「……ですよね!良かった、キャサリンさんが淑女で!」
「あら、わかってるじゃない。気に入ったわ、アンタ、名前は?」
「ドーラです!」
「ドーラね。ここの娘たち以外の女なんて、すぐ忘れるんだけど。特別に、覚えておいてあげるわ。ありがたく思いなさい」
「ありがとうございます!嬉しいです!」
「変な娘ねえ。まあいいわ、さっさと通りなさい」
「はい!お邪魔します!」
と、キャサリンおネエさまの覚えもめでたくなったところで、宿舎の中に入って。
まずはクラリスさんのお部屋にお邪魔して、他の踊り子さんたちが持ち込んできたものを含めて、キャッキャウフフと寝間着選びが始まります。
「これなんか、いいんじゃないー?」
「あの……それは……」
ベビードールというヤツでは。
セクシーランジェリー的な。
「あー、いい、いい!意外性がいい!」
「やっぱり、女は色気が無いとね!」
「いや……それは、ちょっと……」
一体、誰を悩殺しろと言うのか。
こんな、女の園で。
「もっと、普通のでお願いします……」
「えー?つまんないー」
「いいじゃない、女同士なんだから。恥ずかしがらなくっても」
「……いや。普通に、嫌なんで」
「そうおー?じゃあ仕方ないわね、これは?」
「また、随分……可愛らしい、ですね……」
生地は薄いながら、露出度はワンピース程度のもので、まあいいんですけど。
非常に愛らしい、どこのお嬢様かお姫様かというような、少女趣味なネグリジェです。
「ええー?これは、いいでしょー?」
「ドーラちゃんみたいなカッコいい娘が、これ着たらどうなるか見てみたいし!」
「あとは、さっきのみたいのしか無いよー?」
「じゃあ……それで……」
どうもこうも、普通に似合ってしまうと思うんですけど。ドーラちゃんなら。
この姿しか見てないみなさんには、わかるまいが。
ただ、中の人の精神年齢的に、居たたまれないというだけで。
まあでもさっきのよりはかなりマシだし、コスプレとでも思えば、別にどうでも。
見るのも、踊り子さんたちだけだし。
「じゃあ、次は下着だけどー。これなんか」
「普通のでお願いします」
なんですか、そのどこぞのセクハラ装備みたいのは!
「……これとか」
「普通のでお願いします」
「……これはー?」
「……帰りますよ?」
「……じゃあ、これ」
「それで」
あるじゃないか、普通のが
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