第八話 修行ですか応用ですか
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まだから、延命技術が必要だった。俺も将来、人間に戻るつもりだ。
「籃、あなたにはこれを渡しておくわ」
「何ですか?これは」
「私の境界を操る程度の能力がある程度使えるようになる呪符。体に張り付けておいて。私がいなくてもいざというときすぐ逃げれるように、使いこなせるようになっておいて」
「はい」
俺だけでは守りきれないかも知れない。だから自衛手段を教えておく。籃なら俺の能力を使いこなすこともできるだろう。
俺は欲張りだ。一度つかんだものを、離そうとしない。
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時間的には一誠とリアスがしゃべっている頃、俺は必死で有限と無限の境界を操っていた。現在の持続時間は8分。他にも能力を使うとしたら、精々全力戦闘は3分。俺は魔力より霊力があるから人間状態でも4分。圧倒的に時間が足りない。せめて一時間は保たせたい。
どうやら俺の種族変換は適正があるらしい。例えば人間を0の基準として、俺を悪魔にした場合-1になる。だから魔力が少ない。籃の場合妖怪を基準にして人間にしたら-50ぐらいだ。普通の50分の1しか使えない。だから境界を操る程度の能力を付加した呪符を渡した。敵が来たときに妖怪になれるように。
「はあ、はあ、はあ、はあ、これじゃダメね」
外部からでも霊力を供給する手段を考えないと。
・・・・・・待てよ?なら俺を妖怪にした場合は?俺は八雲紫だ。不本意だが八雲紫だ。なら妖怪の適正はかなり高いんじゃないか?やってみよう。
人類と人外の境界。この境界はちょっと面倒で、人外から別の人外にはなれない。一旦人間になる必要がある。
悪魔から人間に、人間から・・・・・・と、そこで止まってしまった。
何となくだが、わかっていた。恐らく、妖怪になると力が強すぎて俺が耐えられないのだろう。悪魔に戻る。
補足だが、子猫、いや、白音のように妖怪の悪魔もいるが、あれは純粋な妖怪ではなく悪魔とのハイブリッドなので、厳密には悪魔に分類される。
玉のように流れていた汗をタオルで拭い、全身に酸素を送り込もうと活発に動く心臓が落ち着いて来た頃、一誠とリアスの話も終わったようだ。俺も寝るか。
その前に、シャワーを浴びたい。汗が凄い。
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修行も最終段階になりつつある。一誠は神器を使って木場と模擬戦、俺は姫島朱乃先輩と模擬戦。
「あちらも始めたようで
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