ニシオリ信乃過去編
Trick-12-1_で、殺人者さんはなんでこんな所にいるのかな?
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人類最速の請負人≫と呼ばれるようになっていた。
・・・中二病ですよね、この世界のネーミング。嫌いじゃないけど。
ちなみに師匠は≪人類最弱の請負人≫と呼ばれている。
これはある意味で師匠にぴったしのあだ名だと思う。
弱いってことは戦わなかったから呼ばれた称号だろう。
あだ名で呼ばれるほど弱い、つまり戦わなかった故の結果を残してきてのだ。
戦わないで場を収める事において、師匠より上の人を見た事がない。
それはともかく、師匠から機動力の高さをかわれて調査を頼まれた。
バイクは国際運転免許を持っているから乗れるし、A・Tもある。移動はバッチリだ。
とっとと行って、とっとと帰ってこいと言う事らしい。
頼まれたのだから最速で確実に仕事をこなしましょうか。
俺個人としても、違法な人体実験は好きではない。なんせ前世がそうなのだからな。
改造無音のトライアルバイクに跨り、目的の村がある方向へ森を抜ける。
地図に載っていない村なのだから、当然道は無い。
そのためのトライアルバイクだ。森の中でも順調に駆け抜ける。
森を駆け抜け数時間、目的の村が見えた。
今回の調査は、村で人体実験がされているかを調べる事だ。
隠れた村がある事の確認ではない。
そうして、俺はバイクを草で隠して靴をA・T(今までの最高傑作)に変える。
万全の戦闘態勢を持って村へと隠れながら潜入した。
この村は農村であり、民家の近くに適度な大きさの畑があった。
しかし売るために大きな畑が必要な農家とは違い、自分の家または村の中で消費するぐらいの
大きさの畑しかない。
そして問題を2つほど見つけた。
1つ目は人が見当たらない事だ。
畑の中には収穫期を迎えて美味しそうに実っている野菜があったが、
手をつけられていない。というよりも家からは生活感を感じない。
おそらくは数週間は人が帰ってないだろう。
2つ目は農村に合わない奇妙な建物が一つあること。
正確には建物と言うより、地下施設からの放熱する施設と思われる。
調査していて1日2回ほど、放熱の為に施設が開いていた。
この間も、人の出入りはほとんどなかった。
以上の点を踏まえて、村で違法な人体実験をされている可能性は高いと思われる。
俺は速やかに村から出て、これについての報告書をまとめて提出をした。
これで依頼は完了だ。
完了した。それによって、俺は自由に動ける。
依頼では速やかな報告が必要であり、深い調査禁止されていた。
だから依頼完了した今では、どのように動いても問題は無い。
俺が単独で自由に例の村に行こうと誰も文句は言えない。
気になっていたのだ、放熱施設が。
村の状態を見る限り、実験は既に完了しているか廃棄され
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