ニシオリ信乃過去編
Trick-11_西折(にしおり)は弐栞(にしおり)
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あったのだから。
「ASEの依頼内容か。なんだっけ、つーちゃん」
『一つ、ASE所属の≪西折 信乃≫を個人護衛として派遣する事。
二つ、哀川 潤との戦闘する状況を作り出す事。
三つ、以上の依頼内容には≪西折 信乃≫に知らせないものとする事。
こんなところか』
「俺が、戦うこと自体が依頼だったのか?」
「そうだ。あんたの腕試しとしてね」
なんてこった・・・・こっちは死ぬ気で水さんを内通者であろうと守ろうとしたってのに。
「・・・なんでこんな事をした?
それはあんたらがニシオリって、俺の苗字を別の発音で呼んでたよな。
ニシオリ、弐栞。
戦わせたのは≪弐栞の碧≫って言っていた事と関係あるのか?」
『察しが良いな。その通りだ。偉大なる私が誉めてつかわそう』
「結局、何がしたかったんだ?」
「お前の実力を測りたかったんだとよ。弐栞に迎い入れるために」
哀川潤はシニカルに笑った。
≪政治力の世界≫
信乃が生まれ育った≪表の世界≫と≪財力の世界≫と≪?????≫に並ぶ
世界の4分の1を司る世界。
その世界を牛耳るのが≪玖渚機関≫だ。別名≪アオの機関≫
日本における数少ない財閥家系の一つであり、その最上モデルでもある。
関連企業に傘下企業の数は21200以上。世界中に影響力を持つ。
≪壱外≫
≪弐栞≫
≪参榊≫
≪肆屍≫
≪伍砦≫
≪陸枷≫
≪染≫の名を飛ばして
≪捌限≫
そしてそれらを束ねる≪玖渚≫で組織されている。
≪草薙≫と依頼では名乗っていたが、本当の名は≪玖渚≫。
玖渚 友、玖渚 水の両名は、直径血筋であるとの事。
そして肝心の“西折”信乃との関係だが、察しの通り
本人は知らないが弐栞が本来の名前であるらしい。
西折信乃の祖父は、弐栞を継ぐはずであったが、弟の謀略により家から追い出されてしまった。
その後、弐栞から西折に改名して現代の西折信乃へと世代が変わった。
現在の弐栞の当主だが、才能が皆無でありながら大きな野望を持つと同時に
根拠のないプライドを持つ男らしい。
玖渚機関としても弐栞は必要な存在であるが、今は弐栞当主によりまともに機能していない。
そこで枝分かれした弐栞の血族を探して当代にしようと考えたのであった。
実際には西折信乃の父親を当代にしようと動いたが、死亡している事が判明し、
息子の西折信乃も、日本国籍上では死亡している。
だが、ASEの活躍の裏に10代前半の西折と名乗る『マルチエージェント』が
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