暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
ニシオリ信乃過去編
Trick-08_ASEに入らないか?
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べている。
みんな『大丈夫、大丈夫』とあまり聞かなかった。

な ん だ そ れ は!
 食 材 に 失 礼 だ ろ う が!

少しキレました。
大先輩たちに、ちょっと説教しちゃいました。
そのままの流れで網奉行になりました。

QED。以上、証明完了です。

・・・・ごめん。最後のは無し。戯言って言葉で誤魔化せない。
戯言もQEDも同じ講○社だけど。

とにかく、俺を中心に調理に関しては大丈夫になりました 以上

そんな俺の姿を見ながら、リチャードさんと百舌鳥さんが雑談をしていた。

「ふむ。ふつうのBBQの道具と普通の食材で、ここまでおいしいものが作れるとは驚きだ。
 彼は料理人を目指しているのか?

「仕事で世界中に行っている百舌鳥がいうってことは、かなりの腕前なんだろうな。
 私は普段から食べているおかげで、おいしさの感覚がわからなくなっているからの。

 信乃くんは料理人を目指しているわけじゃない。
 ましてやSWATのような組織に入るつもりもないと聞いている」

「では何を目指しているんだ?」

「わからない」

「わからない? 聞いていないのか?」

「聞いたよ。その答えが『わからない』だ。
 信乃くん自身がわからないのだ。

 今まさにそれを模索している。自分探しをしているんだよ」

「あの歳の子供なら、決まっていないのも不思議ではない。
 だが、あの子はしっかりとしている。それなのに『わからない』か」

「色々と事情があるみたいだが、詮索はしてやるな」

「・・・リチャード、彼について案があるんだが・・」

「奇遇だな、百舌鳥。実は彼についてお願いしたい事がある」

なにやら二人の間で通じあったようで、一緒に頷いていた。

「信乃くん、君に良い話があるんだが」

「良い話、ですか?」

「ASEに入らないか?」



つづく

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