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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
ニシオリ信乃過去編
Trick-08_ASEに入らないか?
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うじゃないか百舌鳥!

 妻が死ぬ前には月に1度は家でパーティをしていたんだ!
 テッサは初めてになるな! これは面白くなってきたぞ!」

「り、リチャードさん?」

急にテンションが高くなったから、びっくりするよ。
いつも冷静で穏やかな、訓練の時には厳しいリチャードさんが
大きな声を上げて喜ぶのは初めて見た。

「おい野郎共! 今日はウチでパーティだ!
 1番隊、2丁目で肉を仕入れてこい! いや買い占めてこい!
 2番隊、酒だ! 町中の酒を種類選ばず買ってこい!
 3番隊、庭でBBQだ! 道具を用意しろ!
 4番隊、適当に野菜だ!

 すぐに行動を開始しろノロマ共!」

『Yes Sir!!』

無駄に統率力が良かった。




「マンデラさん! この串を向こうのテーブルにお願いします!
 ジュンギュさん! 冷蔵庫にある肉を取ってきて下さい! もう少しで品切れます!
 スペックさん! それ焼き過ぎで炭になってます! 危ないから別の食べて!
 ジャックさん! 網焼き用の具材ですよ! こっちのコンロで焼くから持ってきて!
 ソースケさん! こんな所にまで来てトマトと干し肉食べないでBBQ食べて!
 クルツさん! テッサちゃんを口説くんじゃない! 相手は小学生でしょ!
 ロジャーさん! そこ焦げているから串をひっくり返して!
 キャステロさん! 肉がまだ生焼けだからもうちょっと待って!
 マオ姉さん! 飲んでばかりいないで食べて!
 クルーゾーさん! 野菜も食べて下さい! はいこれ野菜だけの串!
 カリーニンさん! ココアパウダーと味噌をつけないで! 素材の味を楽しんで!!
 テッサちゃんはこれね。熱いから気をつけて」

「なるほど、これが日本人のスキル、ナベブギョーか」

「日本人が全員出来るとは思うなよ、リチャード。
 それに、これに鍋奉行というよりは網奉行だな」

一言でまとめるならカオスだ。

どこのコンロも次の肉を待つ人が集っている。
どこのテーブルも酒で乾杯をしている。
まともに談笑と食事をしているのは1テーブル
リチャードさんとテッサちゃん、百舌鳥さんがいるテーブルだ。

ちなみにASEの2人、波戸さんと悟さんは別のコンロに向かって食事中。
さっきまでのシリアスな2人はいない。ただの食いしん坊万歳になっていた。

ところで今、俺は3つのコンロを操って串を焼いている。
そして全体のコンロ係の人に指示を出していた。

仮入隊とはいえ、SWATの一番下っぱは俺。
それが指示出しをしているのは訳がある。

今のメンバーでまともに料理を出来るのは俺だけしかいなかった(泣)。

俺が指示出しするまでは、生焼けだろうが炭化だろうが関係なく食
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