ニシオリ信乃過去編
Trick-08_ASEに入らないか?
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同じ日本人ですが、
私はイギリス系の2世になります。
リチャードさんには普段からお世話になっています」
一応、日本生まれじゃない今の戸籍を言う。対して意味は無いと思うけど。
「ああ、俺も話に聞いている。なかなか面白そうな子供がいるってな」
「え?」
「信乃! 無事だったか?!」
丁度、SWATの車両で来たリチャードさんが叫んで俺を呼んだ。
ぞくぞくと集まってくるSWATの車両、そして降りてくる隊員のみんな。
そして百舌鳥さん。全員が俺を中心に集まってきた。ってか暑苦しいよ。
「リチャードさん、私は無事ですよ」
「そうか、よかった・・・波戸を向かわせて正解だったな。
おかげで信乃が助かった」
「リチャードさんが言っていた教え子っていうのは、波戸さんの事だったんですね」
「ああ。奴もSWAT出身で俺の部下だった」
「本当に助かりました。ダミーも一瞬で見抜いてくれました」
「その腕を買って、ASEは波戸をスカウトした」
「なるほど。超一流を提供することがキャッチコピーのASEは
人材も当然超一流ってことですか」
「そのとおり」
百舌鳥さんは感心したように笑った。
まあ、自分は一応12歳だし、本当ならそこまで知っているもんじゃないからね。
だけど精神年齢は年相応ではないと自覚している。
前世の記録があるし、戦場での死にかけた経験、人を殺した経験があるから
実年齢より成熟、または老成していると思う。
ちなみに学園都市にいた時に大学の博士号を取っているから知識も大人並みだ。
閉話休題
しばらくすると、デパートからバイクを手で押しながら出てきた悟さんと、
気弱そうな眼鏡の男、その男に肩を回して笑いながら波戸さんが出てきた。
「百舌鳥さん、任務完了や」
「残念だが波戸、これは任務じゃないぞ。金は出ない」
「分かってますって百舌鳥さん。今回のはリチャード隊長のお手伝いってことやろ?」
「すまんな、波戸。SWATという組織的にはASEに依頼する事が出来ない。
その代わりと言っては何だが、俺のおごりで飯を食いに行こう。
もちろん、SWATのメンバーも、斑鳩悟くんも、百舌鳥、信乃もな」
『ヨッシャー!!』
「(ヒソ)あの、リチャードさん・・・申し訳ないんですが・・」
「どうした?」
「今日、というかこれからテッサちゃんのベビーシッターがあるんですよ。
ビバリーさんは休みですから、私しかいなくて・・・」
「なるほどな・・・折角の機会だったんだが・・・」
「それなら、お前の家でパーティをしたらどうだ?
嫁さんが生きて居た頃はよくやっていただろ」
「それだ! 良い事言
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