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ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。「永久の愛を」《1st》
第一章
*エースとの別れ*
雷が泣いた日。2
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も言わなかったけど声を上げずに泣き始めた
そんな蛆虫船長の行動にエースは嬉しそうな顔で頷くと
さっきと同じようにレオンに寄りかからせた
ミィル『…リノ…この人は…もってあと数分だよ』
リノ「ッ…エース…」
冷たくなったエースの手を両手で軽く握ると
エースがあたしを見て軽く微笑んだ
エース「少し、二人に…させてくれ」
レオン『……ああ、コイツは連れて行くぞ』
リノ「…うん」
ミィルが蛆虫船長を押して少し離れた場所へと行くと、
レオンが座りやすいように盾の外から持ってきた岩にエースが苦痛そうな顔で岩に寄りかかった
リノ「エース…!!」
エース「大丈夫だ…
リノ…今まで…ほんとにあり…がとな」
リノ「っ…」
エースが何かを気にして蛆虫船長たちの方を見ると
泣きまくる蛆虫船長にレオンはひたすら「泣くな、男だろ」と言っていたものの
レオンの言葉が分かる訳じゃないから蛆虫船長はひたすらに泣いていた
それにミィルは心配そうな顔で泣く蛆虫船長を見ていた
リノ「っ待ってて・・・こんなので役に立つのかは分からないけど・・・」
あたしはミィルと違って何でもかんでも治すことは出来ない
・・・けど痛みを止めるぐらいなら出来る
エース「・・・ああ、さっきよりはだいぶ・・・マシになってきた」
リノ「よかった・・・」
少しだけ顔色が良くなったことが分かると
例え今ここで倒れたとしても気にせずに力を使った
エース「…リノにずっと…渡したかった…ものがある」
リノ「え…?」
エース「ッ…ぐはッ…」
リノ「エース!!」
エースの右手に付いた血を見てあたしが大きな声で言うと
ミィルがあたしたちのとこへ来ようとした時に盾がミィルの行く手を阻んだ
ミィル『リノ?!』
リノ「あ、あ、あたしじゃない!!」
エース「盾が俺たち・・・の邪魔を・・・させたく…ねーみてーだな(笑)」
リノ「…//」
絶対にエースが冗談で言ったかと思ったのに
それでも来たがるミィルの行く手をひたすらに盾が阻んでいた
…どうしてこういう時だけ守ってくれるのかは分からないけど
エース「リノに渡してーもんは…これだ」
リノ「え?」
あたしが軽く首を傾げると
エースの空いた左手の中で炎が弱々しげにユラユラと揺れたかと思うと
綺麗な指輪が二つ、炎の中から出てきた
リノ「!?」
エース「前に
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