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少年は魔人になるようです
第79話 少年たちは無双するようです
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へ転移。

いつの間にかくっ付いて来ていたアリアと共に、坊や達の戦いぶりを見る。

・・・・・・まぁ、成長はしているんだけれど。


『カルム選手ダゥゥゥゥゥーーーーーーン!!コジロー選手を後ろに控えさせた状態で、古参ペア相手に勝利!!

強い!強すぎる!伊達に英雄の名を騙っていない!!』

「・・・変わらない、なにも。」

「そうね。」


Bランク・・・いえ、C-(マイナス)ランクを相手に勝って、嬉しそうに笑って肩を叩き合う坊やとコタちゃん。

僅か一週間見なかっただけで腕が少々上がっているけれど、まだ足りない。まだまだ足りない。

彼等なら勝手にやってくれるでしょうけど、確実にしておくべきね。


「行くわよ、アリア。あの筋肉マッチョの重い腰を蹴飛ばしてやらないと。」

「・・・面倒、だけど、パパの為だから・・・がんばる。」


むん、と無表情のまま気合を入れ直すアリア。虎ちゃん達も勝手に出て来て気合を入れてる。

・・・微笑ましいのは結構な事だけれど、目立ってるのよね。

Side out
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「以上、今一番ノッてるル−キーナギ選手とコジロー選手でしたぁーーーー!!」


司会の悪魔っ娘お姉さんと歓声を背に、闘技場を後にする。・・・大会は順調に勝ち進めている。

でもなんだろう、この・・・不安?焦燥でも無いけれど、この胸がザワつく感じ。


「よぉ噂の新人。また勝ちやがったか。」

「ケッ、あないな相手に負けるかいな。ワイのライバルやぞ?」

「ハッハッハ、若けぇなぁ!!まぁ、てめぇらの強さは重々承知してるから賭けたんだけどな。」

「しっかり儲けとるやないかド汚い……。テメーに賭けれるならワイかてそうするわ。」

「ただ、いい気になるなよ!お前等が今まで相手して来てんのは良いトコCランクだ。

A以上、特に最強クラスの奴らはこんなもんじゃねぇぞ!!」


トサカさんの言に、頭がズキリと痛む。そう、そんな事はトサカさんより骨身に染みて分かっている。


「や、ネギ君コタ君!連勝おめでとう!」

「ハルナさん。ありがとうございます。」

「おう姉ちゃん、すっかり元気になったな!で、情報収集の調子はどないや。」

「うーん……それがねぇ。とりあえずこっち来て。」


僕と小太郎君が戦ってる間、四人には(主に千雨さんとまき絵さんだけど)情報収集をして貰っていた。

ハルナさんの様子を見るに・・・どうやら、どちらに転んでも思わしくないようだ。


「おっ、来たねぇ有名人!!」

「朝倉さん!?無事だったんですね!」

「無事だったのとは
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