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少年は魔人になるようです
第79話 少年たちは無双するようです
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関係もありませんが………最強の男の名に恥じぬ戦いをして見せましょう。

強敵を待ちます!ガンガン掛かって来てください!!」

「おぉ、なるほどな!」

ワァッ!!
「良いぞ若いのー!フカしやがった!!」「こりゃ面白い新人が出て来やがった!!」

「ホントに無関係かよ!?ソックリすぎんぞ!」「どっちにしろ賭けが盛り上がる!」


僕の傲岸不遜とも言える宣言に、会場の盛り上がりは最高潮になった。

後はこの大会を勝ち抜きつつ結果を待つしかできない。だけど、僕にとっては最重要事項だ!


「待っててください、のどかさん。必ず救い出して見せます……!!」

「……メガネの姉ちゃんはええんかいな。」


・・・あ、あと、ハルナさんも!待っててください!

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subSide ノワール

「やってるわねぇ……。」

『ふん、所詮は子供か。目の前の事しか頭に無い……なんら問題は無い。』

「ツェル、そんな事を言うとまた愁磨に拳骨喰らうよ。」

『……………あれは嫌だ。』


とある実験の休憩時間。主神のせいで巻き込まれてしまった坊や達がどうしているのか遠見の魔法で見つつ

お茶をしていたのだけれど・・・・。年齢詐称薬使っただけで、随分な大立ち回りね。

アレ、Bランク魔法使いでも見分けられる程度の代物なのだけれど。


「またあいつ等は面白そうな事を……。どれ、ちょっと様子でも見て「駄目よ。後で幾らでも出来るでしょ。」

ぐぬぬぬ………今この瞬間は戻ってこないんだぞ!」

『良い事を言ったつもりか。収集回路と条件設定は創ったのか?』

「回路は魔法世界全土に張り巡らせたよ。魂分離の方はもう少し調整しないと、まだ不確定な部分がな。

………一欠片も残す訳にはいかない。」

『そうだ。我々の計画に"可能性"など不要。必要なのは確実に確定された勝利のみ。』

「はいはい、基礎に忠実に。」


提示報告を終えたシュウは、また宮殿の奥へ戻って行った。・・・まったく、手伝えない自分が嫌になるわ。

心労の一つも減らしてあげたいのだけれど、あの子達への介入は思わしくないし・・・。

となれば、やる事は一つよね。


「それじゃ私は行ってくるわね。」

「………貴女も、意外と無駄な事が好きなようだ。余り無茶をして愁磨を引っ張っていかないでくれ。

計画に差支えたらコトだ。」

「言われなくても分かっているわ、それくらい。あなただって似た様な物でしょう?」

「ふふ、返す言葉も無い………。」


苦笑いしたフェイトに手を振って、認識阻害(と言うらしい)魔法をかけて件の闘技場
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