第四十一章
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す」
それを聞いて申し出たのだった。
「是非共」
「協力させて下さい」
「いえ、それは」
好意を受けるのを申し訳なく思い断ろうとする牧師だった。それは彼の謙虚さから来る言葉だった。それで二人に対して述べたのだった。
「あまりにも」
「何、いいってことですよ」
「もうすることはありませんから」
だからだというのだった。
「ですから御願いします」
「手伝わせて下さい」
「そこまで仰るのなら」
牧師も二人の好意を受けることにしたのだった。好意を強く断るのも失礼と思ったからだ。
こうして仕事を終えた二人はまた別の仕事を受けるのだった。日本に帰る前のささやかな仕事はそれまでの戦いを忘れさせ次の戦いへの英気を養うのに充分なものであった。
深き者 完
2009・10・9
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