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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0438話
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 偉そうに宣言をしているが、自分達のアジトでもある墓守人の宮殿を破壊してる事に関してはどうなんだろうな。
 振り下ろされた巨大な剣を回避しながら、内心でそう思いつつ目の前のこいつが本当にフェイトの同型なのかどうか微妙に呆れる。確かに力は持っているだろう。あの蜂といい、この巨大な剣といい、その威力は大した物であるのは認めざるを得ない。だが、力を持つ者の重みとでもいうべきものをこいつからは一切感じられない。あえて言うなら力を持って有頂天に……否、その力に酔っているような印象すら受ける。それ故に力の総量自体はフェイトと変わらないとしても、一向に脅威を感じるような事は無かった。

「蝿の如く逃げ惑っているだけか!」

 袈裟懸けにその巨大な剣を振り下ろされ、喉に魔力を込めながらその一撃を回避。同時に念動力を使いクァルトゥムの動きを止める。

「ば、馬鹿な!? 何をした貴様ぁっ!?」

 巨大な剣を振り下ろした状態で動きを強制的に止められて狼狽するクァルトゥム。

「直撃」

 しかしその言葉に応える必要性も感じられずに精神コマンドの直撃を使用。

「ガァッ!」

 同時に喉に溜めた魔力を使い、口から永久石化光線を吐き出す。

「どんな攻撃だろうと我の魔法障……」

 恐らくは自信満々に魔法障壁で攻撃は効かないとでも宣言するつもりだったのだろう。だが精神コマンドの直撃を使っている以上はそんなものに意味は無い。実際、クァルトゥムは尊大な笑みを浮かべたまま永久石化光線を正面からまともに食らい、一瞬にして石化するのだった。

「……造物主とやらも何を考えてこんな性格にしたんだろうな」

 これならまだ、あの水や風の方が手強かっただろうに。
 石化したクァルトゥムをそのままそこへと放り出し、墓守人の宮殿を上へと昇って行く。
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