暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0438話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
土だとすると最低限火のアーウェルンクスとやらもいる筈だ」

 フェイトと同レベルの者が他に3人。どこが戦力不足だと言いたくなるような過剰戦力だ。

「しょうがない、か。刹那さん、楓さん」
「そうですね。それしか手はないかと」
「うむ、拙者にも異存は無いでござる」

 何やら無言のままに視線で語り合っていた3人を代表してネギが俺へと視線を向けてくる。

「アクセル君。この2人は僕達が押さえるから、アクセル君は先に進んでくれないかな。ここにこの2人が出て来た以上は完全なる世界の儀式も大詰めを迎えている筈だし、ならこの中で一番強いアクセル君を先に進めて僕達はここで彼等の相手をするのがいいと思うんだ」
「なるほど、確かにその解答は正し……っ!? ちぃっ、話くらいはさせて欲しいんだがな!」

 クィントゥムと名乗った男が幾筋にも広がる雷を俺達へと向かって放ってくる。そしてその攻撃を回避して散った俺達へと迫るのはセクストゥムと名乗った女だ。

「はああぁぁっ! 斬空閃!」

 セクストゥムへと向かい、太刀を振り下ろす桜咲。その太刀から気を斬撃として飛ばし、セクストゥムの進路を妨害する。

「行って下さい、アクセルさん! ここは私達に任せて!」

 羽を使い、ふわりと桜咲の横へと着地しながら言葉を返す。

「そうは言うが、お前程の実力者ともなれば向こうとの力量差は理解しているだろう」

 放たれた水の弾丸を混沌精霊としての力を使って作りだした炎で蒸発させていると、長瀬が俺の後ろへと現れる。

「確かに刹那1人では奴に対抗出来ぬでござろう。だが、拙者と2人なら話は別でござるよ」
「それに、ネギ先生もいます」

 チラリと、空間全てを使って雷速瞬動を使い縦横無尽に駆け巡っては拳を交えているネギとクィントゥムへと視線を向ける。
 ……なるほど。確かにネギが向こうを1人で押さえて、桜咲と長瀬の2人がセクストゥムを押さえるのならいけるか。

「分かった。なら俺は先に行かせて貰う。だが、これだけは言っておく。ここで誰か1人でも死ぬということは、即ちその時点で俺達の負けになるというのを忘れるなよ」
「承知でござるよ」
「お嬢様を悲しませる訳にはいきませんからね」

 2人の返事を聞き、小さく頷いてから呟く。

「加速」

 精神コマンドの加速を使い、同時に瞬動を使用して一気にセクストゥムとの間合いを縮め……

「やらせません」

 巨大な水のキューブの様な物を放つその攻撃を、瞬動状態から無理矢理に羽を羽ばたかせて進行方向を変えて紙一重で回避する。同時にセクストゥムの影に干渉して影槍を30本程突き出し、それに対処している隙を突いてセクストゥムの横を通り過ぎる。置き土産に特大の火球を1つ生成し、爆発。
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ