暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0438話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「何とかなったか」

 溜息を吐きながら周囲を見回す。デュナミス達が待ち受けていたこの部屋は、俺達の戦闘の影響でかなりの破損を受けていた。その結果として焔、環、暦の3人は捕らえられてネギの眠りの魔法で月詠同様にぐっすりと眠らされ、少なくても今日一杯は絶対に起きないという保証をネギがしている。

「じゃ、ここも片付いた事やし俺等は人質救出に出向くとするわ」
「気をつけて行けよ。フェイトに遭遇したとしても夏美のアーティファクトでやり過ごして決して攻撃を仕掛けないようにな。今のお前はまだ力不足だ」
「分かってるわ。悔しいけど奴に関してはアクセルに任せるしかないやろ」

 小太郎がそう言い、楓の天狗之隠蓑から出て来た人質救出班である2班の面々と共に栞に教えられた道順に従って去っていく。
 そしてそんな人質救出班の面々が出て行った後で天狗之隠蓑から長谷川や近衛達が姿を現す。

「……で、こいつらを長瀬の天狗之隠蓑に入れるって? 本当に大丈夫なのかよ? 中に入ってる私達は戦闘力って意味じゃ殆どゼロに等しいんだぜ?」
「千雨さんの言いたい事も分かりますが、念入りに睡眠の魔法を掛けてあるのでこの墓守人の宮殿にいる間……と言うか、最低でも数日は目が覚めないと思います。なのでゲートポートで現実世界に帰る時にこっちに置いていけばいいかと」
「……本当の本当に大丈夫なんだな? 何かの拍子に目を覚ますなんて事はないんだろうな?」

 念には念を、というつもりなのか重ねて尋ねてくる長谷川に、余程の自信があるのか笑みを浮かべながら頷くネギ。それを見てようやく安心したのだろう。安堵の表情を浮かべながら焔達3人と共に天狗之隠蓑の中へと戻っていく長谷川。

「さて、じゃあ怪我をしてる人はウチが回復するえー。まずは一番怪我が酷いネギ君からやね」

 近衛が治癒魔法を使い、ネギの怪我を回復していく。

「次はせっちゃんやな」
「お願いします、このちゃん」
「ではその次は拙者で」

 長瀬がその後に続き、10分程で全員の回復が終わる。
 ちなみに俺は怪我をしてないので回復魔法の世話にはなっていない。
 と言うか、俺の場合は魔力を使えば多少の怪我は回復するしな。
 一番大きいダメージを受けていたのがデュナミスに影槍らしきもので攻撃を受けたネギだったので、治療自体は程なく終わり俺達も次の行動へと移る事になる。

「デュナミスを倒した以上、残るのはフェイトと墓所の主、それと調の合計3人だな」
「……栞さんの話では魔法世界全体にリライトを使う為の儀式が行われるのは、この墓守人の宮殿最上階のさらに上にある外層部で行われているらしいので、そうなるとフェイトもグレートグランドマスターキーも恐らくはそこにあると思います。……行きましょう」

 ネギの
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ