高すぎる壁〜
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年が飛んできてサチに近づく。繰り出された闇は少年の両手に握られた短剣で軌道を逸らされる。
「あ、アレも亮さんの仲間ですか・・・?」
「い、いや・・・」
見た目的にはALOのシルフみたいだけど・・・あんな戦い方をする人、いたか?
「ルアアア!」
「っ!」
大振りの一撃をしゃがんで避け・・・ダガーを身体に叩き込んだ。
「ガァ!?」
「・・・毒が効いてない・・・!なら・・・」
少年は距離を開き、詠唱を始めた・・・時だった。
『・・・けて』
「・・・!」
俺はサチを見た。その瞳には・・・涙。
『助けて・・・助けて・・・!』
「サ・・・チ」
まだ・・・まだ呑まれていない!?俺は少年に向かって叫ぶ。
「止めてくれ!サチは・・・サチはまだ自我がある!」
「え!?あれがサチさん・・・!?」
少年が動揺した瞬間・・・サチが飛び去っていった。
「あ・・・!・・・逃げられた・・・」
「・・・」
とにかく、全員の体力が回復するまで待ってから少年に話を聞く。
「君は?・・・シルフ、ってことはALOをやっていたのか?」
「え、ええっと・・・はい」
・・・コイツ、どっかで会ったことあるような・・・」
「あ、あの、僕はリョウコウさんの世界から来ました、レコンって言います!」
「へ・・・?レコン?」
「は、はい」
レコンって・・・直葉に片思いしてたあの・・・
「・・・ごめん、髪型が違うからすぐ気付けなかった。リョウコウ・・・の世界から来たのか・・・となると、そっち・・・レコンはかなり強いんだな?」
「自分じゃよくわかりませんけど・・・でも、お役には立てると思います」
「リョウが送ってきたんだ。強いに決まってるさ。元々根性はあったからな・・・取りあえずよろしく、レコン」
「はい、こちらこそ!」
全員が休む中・・・俺はレコンに聞く。
「なあ、レコン・・・」
「はい?」
「サチのこと知ってるみたいだけど・・・リョウの世界のサチってどうなってるんだ・・・?」
「ええと・・・僕が知ってるのはリョウコウさんがサチさんを助けて、今は毎日楽しく暮らしています」
「そか・・・リョウもサチを助けたんだ・・・」
「あの、亮さん?」
「ん・・・いや・・・レコン、俺は約束があるんだ」
「約束?」
「ああ、サチとした約束・・・サチは俺に助けを求めていた。だから・・・」
「助けたい・・・ですか?」
「・・・ああ。それにも協力してくれるか?」
「もちろん。サチさんを見殺しにしたらリョウコウさんに斬られちゃいますから」
「
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