明星の英雄
勇み行く者達の帰還
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ョーだ。顎のトゲ、牙、全てがボロボロで痩せこけてとんでもなかった。
あんまりだったから生肉を餌付けしたら宝玉を落としたんだ。そしたらこんな現象が起こった。」
「…その現象とは?」
アルフレッドが固唾を呑んで尋ねた。
「不思議な空間に意識を落とされ、そこに居るイビルジョーが口を利いたんだ。
『災厄を終わらせてほしい』と、『飛竜や獣竜は狩る立場であり狩られる立場でもあるが古龍に負けるのは竜の恥だ』と。」
「ということは…」
「ああ。今恐らくその群れを率いているのは他でもない、そのイビルジョーかもしれん。
奴は自らの種族としての誇りを通そうとしてやがるんだ。」
「飛竜の誇り…なるほど。
セージさん、それぞれの行動班班長を叩き起こして下さい。」
「…行くんだな?アルフレッド。竜の誇りを賭けた戦いに。」
「学者として、一狩人として、そして何より後世に繋ぐ伝え人として
この戦いは記録しなければなりません。」
「…フッ、その言葉が聞きたかった!」
酔っ払いの中から突如立ち上がるエイジ、ダイラス、ガイル、その他諸々。
「俺達だって見たいさ。狩人としてな。」
「お前が行くなら俺も行くぜアル!なあ、父ちゃん?」
「ガイル、あの時のケリはまだついちゃいねえぞ。」
一同は円陣を組み
「この災厄、絶対に終わらせる!行くぞ!」
「オオ!」
「若者の活力にはまだまだ驚かされるばかりじゃ…。」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ