明星の英雄
勇み行く者達の帰還
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ども残っておらぬ!
噂で流れてきている情報も無し、太刀打ちする策もあらん!」
困惑するハンター達。
「少しいいですか?」
酔いつぶれたハンター達の中にぽつりと居るアリデシア
「主は…ルートアージの者か?」
「はい…。今先ほどガムロス様から思念波を頂きました。
『このままではこの大陸に住む生物の生態系が崩れる。』と。」
「生態系が…崩れる?」
「こ、こんなことが…。御主らすぐに村民を叩き起こすのじゃ!
残りの者は避難の準備を迅速化させるんじゃ!時間が残っておらん!」
ジャノバはカウンターの方を向き
「ギルドの方からも勧告を出してくれい!わし一人の発言力ではどうにもならん!」
「分かりました!支部長、すぐに全支部員を出動させて今の命令に従いましょう!」
奥から支部長らしき人物が出てきた。
「やむを得んが…分かった。我々ハンターズギルドは一切の職務を放棄!
そこに居るエイン村村長ジャノバ=ホヴディットに従い、村民の避難準備の迅速化、及び避難路の確保を命ずる!
総員、出動!」
その時、
「その必要はねぇ!」
弾け飛ぶ勢いで大衆酒場の扉が開いた。
「おぉ、ハイドじゃねぇか!」
「久しぶりだなガイル!変わってねぇ面構えで安心したぜ。
ギルドマスター!村長!村人の準備はとっくの昔に完了してるぜ。いつでも避難指示を出しな!」
「うむ。エイン村に発令された第二種警戒宣言に従い村民全員避難せよ!」
村民の避難が終わり、避難場所に居るジャノバ達。
「飛竜種の大移動…一体何が起こっているというのじゃ。
わしもここまで生きてきてこんな災害聞いたことが無かったわい…。」
「…もしや!」
ロギアがいきなり立ち上がった。
「どうしたんです?ロギアさん。」
ようやく意識を取り戻し、千鳥足ながらもアルフレッドがジャノバの元へと歩いた。
「うむ、アルフレッドはまだ経緯を把握しとらんな。
ハイド、お主はわしらの話を外で聞いておったんじゃろう。話してやりなさい。」
「分かった。アルフレッド、よく聞いてほしい。
今から一時間ほど前、ギルド観測気球から第二種警戒宣言が出された。
速達状によれば、今この大陸上を飛竜種の群れが勢力を拡大しながら東から西へ大移動してるらしい。
詳しいことは俺たちも分からない。今ジャノバさんが情報収集のためにギルド本部へ速達を出した所だ。」
「飛竜種の大移動…っ!?そんなことが…。
大方事態は把握しました。で、ロギアさんには思い当たる節があると。」
「ああ、俺がドンドルマに移動中にイビルジョーに遭遇した。
古龍災害によって恐らく飢えていたジ
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