暁 〜小説投稿サイト〜
緋弾のアリアGS Genius Scientist
イ・ウー編
武偵殺し
5弾 アリア襲来!
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あたしの話、受けてくれる気になった?ドレイっていう言葉が嫌なら、パートナーでもいいわよ」
パートナー。その言葉が持つ意味を、俺は考える。深く深く考えて、結論を出す。
「パートナー、か。OK、わかった。この話は、断らせてもらう」
「な、なんで!?何がダメなの!?理由を教えなさいよ!」
「理由は……特にない。ただ単に嫌なだけだ」
「そんなの理由になってない!」
「ああもう。別にどうだっていいだろ、理由なんて。とにかく、この話はこれでおしまい。おまえはさっさと帰れ」
「やだ!帰らない!」
とうとうアリアは涙目で駄々をこねはじめた。おまえは子供か。
「帰らないって……どうするつもりだよ」
「泊まってく!あんたがあたしのパーティに入るって言うまで、絶対に帰らないんだから!」
「おいおい。泊まってくって。あ、まさかおまえが持ってきてたトランクって………」
「もしものときのための保険だったけど、きちんと準備してきてるわ!」
やっぱり、宿泊セットだったか。
仕方がない。こいつは一向に帰る気配が無いし。俺が出てくか。
「わかった。じゃあおまえはここに泊っていけ。俺が出てく」
「は!?ちょっと待ちなさいよ!それじゃ意味ないじゃない!」
「知らん。じゃ、そういうことでまた明日、学校でな」
追ってこようとするアリアを尻目に見ながら、俺は部屋の外へと出るのだった。
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