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Angel Beats! the after story
記憶戻しの野球試合B
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ながらも平常心を保つ。
(カウントは1ボール2ストライクか次で勝負!)
サインを見ると内角低めのストレートだったが俺は首を横に振る。
次に出たサインは外角低めのスローボールそれに俺は首を縦に振り構える。
俺が投げたボールにバッターはタイミングを崩し空振った。
「よし!」
「3アウトチェンジ」
点を取らせず1回を終わらせる。
ベンチに戻る途中仲間が次々と褒めてくる。
野球も悪くないと思いながらベンチに戻る。
「お疲れ」
「サンキュー」
俺は日向からもらった飲み物を飲んでると日向が話しかけてきた。
「音無、お前選んでやっぱ正解だったわ」
「そりゃどうも」
場の緊張のせいで疲れた俺は癒しのチアガールたちを見る。
(はぁ〜癒される)
他の連中も同じ事を考えたのだろうチラッと見てる奴がいる。
そんな視線に気づいたのか、かなでが俺に話しかけてくる。
「お疲れ様です、音無さんカッコよかったですよ。」
かなでの満面の笑みで俺の疲れは一気に吹き飛び全開にもどった。
遅れてゆりも話しかけてくる。
「あんた意外と運動とかできるのね、もっとこうモヤシみたいな感じだと思ったわ。」
ゆりにそう言われ少しばかり落ち込んだがゆりの次の言葉にまた疲れが吹き飛ぶ。
「で、でも少しだけだけどか、かっこよかったわよ、少しだけよ。」
同じ事を2回言われたがそんなのがどうでもいいぐらい嬉しかった。
幸せな気分を保ちながら日向とユイの方を見るとユイが褒めただろう日向の顔がデレデレしている。
そして気持ちを切り替えて打席に立っている仲間の方を見ると
『カキーン』と綺麗な音をたててボールはセンターとライトの間に落ちバッターは2塁に進み止まった。初めてのヒットでベンチが盛り上がる。
そのまま日向がいつの間にか打席に立っていた。
俺らは日向を全力で応援する、日向はそれに答えるかのようにバットを大きく振りボールを芯に当てる。
飛んで行ったボールはあと少しでホームランだったがそれでも2塁ランナーがホームに帰り俺らのチームに1点入りさっきよりベンチが盛り上がる。
次のバッターは凡打で終わりその次のバッターも外野フライでこの回の俺らの攻撃は終わった。
俺はベンチに戻って来た日向を褒める。
「流石だな、かっこよかったぞ」
「俺にかかればこんなもんよ。」
どうだと言わんばかりのドヤ顔だったが今になってはそれは頼もしく見えるのは俺だけだろうか。
2回の裏は進塁を許したものの無得点で抑える。
そこから何もなく回が進んだ。
そして俺は今の状況にいたる。
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