八話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
」
「ふふっ、そりゃ」
典韋の攻撃をかわし、カーリアンは剣で鳩尾に殴りかかった
「ぐっふ」
「変な武器使っているから楽しめるかと思ったけど、たいした腕じゃないわね、弱いのをいたぶる趣味は無いからさっさと終わらせるわ」
「くっ…秋蘭様のため負けられません」
「そういう風にいきがってもいいけど、夏候淵ならもうエヴリーヌに殺されているわよ」
「そんな事っ」
典韋が夏候淵の所を見ると、エヴリーヌによって八つ裂きにされ夏候淵の亡骸は無残に晒されていた。
「秋蘭さまっ。貴様、よくも、秋蘭様を」
典韋がエヴリーヌに挑みかかろうとした。それをみてカーリアンは典韋の心臓に剣を刺し込んだ。
「だめじゃない、隙を見せちゃ」
「くっくそ」
「まだ、息があるのね、大したもんね」
「…申し訳ありません。しゅ秋蘭さま、…か」
そう言って典韋は息絶えた。
その様子を見たペテレーネは二人に声をかけた。
「カーリアン様、エヴリーヌさん。早く引き上げましょう」
「そうね、長居したら不味いわね、さっさと帰りましょう」
「うん!。お兄ちゃんに褒めて貰おうっと」
三人が去り、曹操軍は夏候淵が討ち取られた事を知った。曹操軍は動揺し、楽進らはそれを纏められず、城門をこじ開けられ、楽進、李典、于禁はそれぞれ討ち取られた。
そして、夏候淵の死は闇に消され、しばらくの休息の後、連合軍は虎牢関に進軍した。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ