月光校庭のエクスカリバー
第30話
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は何気にすごいと思う。全く走っていないわけではないが。
「まったく、あなたって人は・・・」
「あらあら、ほどほどにしないといけませんわよ」
「いやぁ、調子に乗ってました」
調子に乗ってるのはいつもだろう。
「そ、そんなに裸が見たいのなら、わ、私が・・・!」
大胆なことを言うアーシア。ここ最近アーシアが変な方向に突っ走っている。イッセーに大胆と言うか。
「そうね。裸が見たいのなら私に言えばいいのよ?いつでもOKなのだから」
アーシアを変な方向に変えている原因も言い出した。
部長がイッセー宅に下宿し大胆迫っているのがアーシアにも影響している。
大胆で純情な元シスター悪魔。言葉にすると意味が分からない。
イッセーも部長やアーシアに迫られていてなお覗きをやるのだから本当に欲に忠実だ。
そういう意味ではサーゼクス様の言う通り悪魔らしいんだろう。もっと別の所が悪魔らしくなってほしいが。魔力とか。
「それでも事は起こさないんだね」
「あんなでも両親だとか色々気にしている。まぁ、両親は全く気にしないだろうが・・・」
むしろいつやるんだと思っているだろう。孫を見ることが出来ると思っていなかった手前、アーシアや部長が同居してイッセーにアプローチしてるんだ。喜びでいっぱいだ。
「それに・・・いや、これはいい」
「?」
途中で口を閉ざしたことを祐斗は気にしているみたいだ。だがこれはイッセーの問題で、あいつが踏み込まない限りは手を出す気はない。
「むぅ・・・」
「ひたい!アーヒア!いたひ!」
アーシアに頬をつねられてるイッセーを見ながらそう思うのだった。
◇◆◇
「使い魔ですか?」
「ええ。イッセーとアーシアは使い魔を持ってないでしょう?」
使い魔。悪魔にとって手足となり使役する存在。どんな存在を使い魔にするかで内容は変わるが、主の手助けをする。
戦闘のサポート、監視、追跡。ちょっと前までイッセーたちがやっていた悪魔のチラシ配りも使い魔がしたりする。部長の方針でイッセーたちもやっていたわけだが。
ポンッ!
部長の手のひらからコウモリが現れた。あれが部長の使い魔か。
「私の使い魔はこちらですわ」
床に魔法陣が浮かぶとそこに小鬼が現れた。巫女が小鬼を使役していいのだろうか?悪魔だからいいのか。それにあくまで二つ名だし。
「・・・シロです」
そういう小猫の腕の中に白い子猫が居た。白髪の小猫が白い子猫を使い魔。ややこしいな。
「ぼくのは―――」
「いや、お前のはいい」
「つれないなぁ」
イッセーは断っているが気にせずに見せてくれた祐斗の使い魔は小鳥だった。
「朔夜は持ってないのか?使い魔って聞くと魔法使いの黒猫とかカラスとかのイメージなんだが」
「いないな。半人前だ
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