2人の滅竜魔導士
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「当たり前でしょ。この斜め右上でアイツが戦っているのに、私が先にやられる訳にはいかないの」
髪を払い、ニヤッと微笑む。
「そうでしょうか?火竜はガジル様に殺されてしまったのでは?あの方は手加減を知りませんから」
そのシュランの言葉に対し、ティアは呆れたように溜息をついた。
「悪いけど、アイツの頑丈さは凄いわよ。頑丈さ・破壊癖・そして根性。この3つは私も認めてるし・・・」
最後の方をもごもごと呟く。
そして偶然か、それとも互いに相手の声が聞こえたのか・・・。
ナツとティアの声が綺麗に重なった。
「俺はアイツを信じてる。アイツは相手を倒すまで倒れねぇ」
「私はアイツを・・・少しだけ、信じてる。少しだけだけど」
「「絶対にアイツは勝つ!だから・・・」」
以心伝心、とはこういう事を言うのだろうか。
7年もの間同じギルドで過ごしてきた2人の息は、ぴったり合っていた。
「俺はお前を・・・」
「私はアンタを・・・」
「「絶対に倒す!」」
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