第十二話 先鋒戦!岩鉄対カンナギ
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ってます・・・カグツチ様・・・私一人で捻り潰してくれます」
その言葉に大柄の男・カンナギは拳を握り締めた。
対戦順は・・・
黄金のJr.
先鋒 香取岩鉄
次鋒 竜崎疾風
中堅 シグ
副将 高嶺大河
カグツチ4人衆
先鋒 カンナギ
次鋒 ヨルナミ
中堅 マリシ
副将 カグツチ
大将 ニニギ
「頼むぜ!鉄!」
「任せろ!俺が勝って勢い付けてやる!」
大河に後押しされリングに上がる岩鉄。あまりの元気の良さに昨日のダメージは言えたと思う黄金のJr.・
リング中央で海龍の鱗衣を纏った岩鉄と闇闘士の武具・闇聖衣を纏ったカンナギの姿が・・・
「ほぉ・・・このチビが・・・踏み潰してやるぜ」
「ぶっ殺すぞ・・・てめぇ」
リング中央で睨みあう岩鉄とカンナギ。だが小柄な岩鉄に対し身長や体重はカンナギの方がはるかに上をいっていた。
例えるならバンタム級とヘビー級くらいの差がある。
「鉄・・・大丈夫か?」
リングサイドから岩鉄の心配をする大河だが岩鉄は笑って答えた。
「へ!大丈夫だぜ!石松叔父さんだって自分よりでっけぇ奴と戦ってきたんだ!俺だって負けてられねえ!」
拳をバシンと合わせるとタイミング良くゴングが響き渡った。
「うおおおおおお!!」
腕をぶんぶん回しながら一気にカンナギに向かって走る岩鉄。
舐めてかかっていたカンナギは面を食らうと岩鉄の拳がさく裂した。
あまりの拳圧に吹き飛ばされるカンナギ。
「く!」
「おら!どうした!」
最初の一撃を浴びせた事で勢いをつけた岩鉄は右左と拳を放ちカンナギの身体にダメージを負わせていく。
カンナギが踏み止まり下を向いた瞬間、チャンスと感じ取った岩鉄は渾身の拳を繰り出す。
だが
凄まじい鈍い音が響き渡ると岩鉄の顔面にカンナギの拳がさく裂していた。
しかもただの拳ではない、ナックルパートに特殊な装甲が装着されている拳だった。
「調子に乗るなよ・・・チビが!」
「ぶへ!!」
勢い止められてしまった岩鉄にカンナギの拳が次々と炸裂していくと血が飛び散った。
「!?鉄!」
大河が叫ぶと岩鉄はカンナギの拳を浴びて吹き飛ばされてしまった。
リングサイドで見守っている大河達も怒りをあらわにしていた。
「きったねえ!」
「それだけじゃないかも・・・」
澪の指摘に振り返る大河。
「あいつ・・・まだ骨完全に治ってなかったんじゃ・・・ぶり返した」
「なに!?」
澪の言うとおりだった。
岩鉄は先程の一撃で骨折をぶり返してしまったのだ。胸を抑えながらも立ち上がる岩鉄はファイティングポーズをとるが、カン
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