暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0437話
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「さて、準備はいいか? 行くぞ!」

 俺、ネギ、小太郎、長瀬、古菲、桜咲以外のメンバーは既に全員長瀬のアーティファクトである天狗之隠蓑に入っている。よって、足が遅くなるという事はないだろう。
 グレートパル様号の突っ込んだ場所から墓守人の迷宮内部へと突入し、どんどんと進んで行く。俺は地を走らずに混沌精霊としての力で飛んでいたりするが。ちなみに、混沌精霊としての力で影のゲートを使えないかという案も出たのだが、オスティアの時に念話を封じていたのと似たような仕掛けが施されているらしく、墓守人の宮殿の中では影のゲートは使えないらしい。正確に言えば影に潜りこむ事は出来るのだが、ゲートとして機能しないと言うのが正解か。
 まぁ、よく考えればゲートという転移魔術は高難易度の為に使える者は限られているがその存在は広く知られている訳で、完全なる世界の本拠地とも言えるこの墓守人の宮殿でそれに対する防御をしているのは当然と言うべきだろう。

「っ!? 前方に敵の匂いやっ!」

 通路を走っていると小太郎がそう告げてくる。この辺、さすが狗族だよな。
 そう判断しつつ、空間倉庫からグランドマスターキーを取り出す。
 ちなみにここに突入する時に宮崎へと渡したグランドマスターキーは既に回収済みなので、俺の空間倉庫には予備が1つある事になる。グランドマスターキーは残り5つ、か。

「この中で出て来る敵なら、まず間違い無くマスターキー持ちがいる筈だ。それ以外の敵は俺がグランドマスターキーで一掃するからお前達はマスターキー持ちを片付けろ!」
「俺に任せとけっ!」

 小太郎の返事に皆が同意するように頷く。
 そしてやがて通路の先からマスターキーを持った小型の個体が1、大型の竜のような個体が2、竜型と同程度の大きさを持つ魔族型の個体1。そしてその背後には無数の召喚魔らしき存在達の姿が。その数、ざっと数百と言った所か。
 だが俺がこっちにいる時点でその手は悪手だったな。
 持っていたグランドマスターキーを握り、魔力を込める。

『リライト』

 その一言で20体程のマスターキー持ち以外の召喚魔は全て霞の如く消えていく。

「行け!」

 そして突っ込んでいくネギ達。その様子を見ながら、自分のステータスを確認するが、そこに表示されているレベルやPP、撃墜数に変化は無かった。
 やはりグランドマスターキーで敵を消滅させても俺が倒した敵とは認識されないらしい。あれだ、ドラクエでいう二フラムとかバシルーラで戦闘を終了させても経験値にならないようなもの……なんだろう、多分。
 ともあれ、まさに雲霞の如く現れる敵召喚魔をグランドマスターキーを使って次々に消滅させていき、同時にマスターキー持ちはネギ達があっさりと倒していく。そうして敵を倒しながら進んで行
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ