暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
43話:新たな力 ファイナルコンプリート
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やぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「はああああああああああ!!」

「ヌゥオオォォォォ!!」

Wのゴールデンエクストリーム=Aオーズのスーパータトバキック=Aウィザードのインフィニティーエンド≠ニ、プロトWの四つの拳が激突し、その衝撃は突風となり周囲に吹き荒れる。
だがそれも少し均衡するだけで、すぐに三人のライダーがプロトWの拳の壁を突き破り、本体へダメージを与える。

「GYAAAAAAAAAAAA!!」

三人のライダーキックを受けながら、尚も立ち続けるプロトWだが、その様子が先程よりも激変し始める。
ブレイドでの攻撃や、三人のライダーキックによって傷つけられた部分から、黒い煙が吹き出し始めたのだ。

『マズい…マズいよ、クロノ君!』
「今度はどうした!?」
『奴の体内にあるエネルギーが膨張し始めてる!これ以上時間をかけたら、エネルギーが暴発して……そこら一帯が消えちゃうかも!!』

そこでまたもエイミィから重大なお知らせが。プロトWが吸収した闇の書の力が暴走し始めていたのだ。

「士!早く決めてしまえ!」
「慌てなさんな、もうそのつもりだからよ」

クロノは焦りながら大声をかけると、士は冷静に返事を返す。そしてライドブッカーから一枚のカードを取り出す。

「これで…ラストだ!」
〈 FINAL ATACK RIDE・di di di DECADE!〉

そのカードをバックルへ挿入し、発動する。

―――ガギィン!
「ッ!?」

するとディケイドの黄金のライダーマークが、プロトWの両脇に二つに割れた状態で現れる。そしてそれがプロトWを挟んで、その動きを止める。

さらにはプロトWの目の前に、ディケイドを抜いたウィザードからクウガまでの十三の黄金のライダーマークが出現する。

「フッ!」
〈 Final dimention kick!〉
「はあああああああああああああああああ!!」
「GAAAAAAAAAAAAAAAA!!?」

クウガのライダーマークの前まで飛び上がった士は、プロトW目掛けて飛び蹴りを放つ。
士の蹴りとプロトWの体がぶつかり、周囲は閃光に包まれる。その眩しさに、なのは達は視界を腕で遮る。

そして……閃光が消えた場所には、士と、その背後にプロトWが立っていた。

「……フ、フフフ…」

不意にプロトWが笑みを浮かべて小さく笑い出した。ゆっくりと士に振り向いていくが、その体から所々火花が散っていた。

「今回ハ、アナタノ勝チデスガ……コレデ終ワッタト、思ワナイコトデス…。私ハ所詮…ショッカーノ実験、ノ試作品=Bコレカラ先ハ…ドウナルカ、判リ…マセンヨ…?」
「…………」

口調も最初の頃のものに戻り、笑いながらそういうプロトW。

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