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ワンピース*海賊と海軍、七武海と白髭。「永久の愛を」《1st》
第一章
*エースとの別れ*
雷が泣いた日。
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!」
痛む腕を抑えながらもエースが必死にあたしの元へと手を伸ばし、
あたしもエースの手を掴もうと腕を伸ばした
少しの距離があったとしてもあたしの頭にはそんな事は考えられなかった
ただただ誰一人守れずにここで死んでいく、って事だけを考えて
弱い自分は絶対に見せたくないって思ってずっと我慢してた涙が頬を伝って零れ落ち
背後からは蛆虫船長の息を呑む声だけが聞こえてギュッと目を閉じた
次に来る痛みも覚悟して目を閉じたはずだった
・・・・・・・・・なのに
リノ「!!!・・・エース・・・!!!」
あたしの目の前にいたのはエースで
エースはあたしを守るように腕を大きく広げていた
リノ「エー・・・ス・・・」
こんなはずじゃなかったって言葉だけがあたしの頭の中でガンガン鳴り響くと
エースのお腹から突き出しているマグマの拳に
何も出来ずにただただ立ったままだった
ラフュー『テメェッッッ!!!』
エースのお腹から拳を取ったアイツ(赤犬)の元へラフューが何処からともなく赤犬を思い切り蹴り飛ばすと
力を失ったエースが前倒れになると震える手でエースを支えた
リノ「エース・・・!!エース!!」
ようやく我にかえると止まらない涙と自分じゃどうすればいいのか分からなくて
二人して地面に膝を付けるとエースが優しく笑った
エース「リ・・・ノ・・・怪我は・・・ねーか・・・?」
リノ「っ・・・エース・・・!!待って・・・すぐに・・・直すから・・・!!」
エースのお腹に手を当てて能力を使おうとしても
上手く力が使えずに血はどんどん増えていくばかりだった
リノ「どうしよう・・・血が・・・止まらない・・・ミィル・・・!!」
ミィルを捜そうと周囲を見渡した時、
斜め前から黄色い一筋の閃光があたしたち目掛けて放たれた
リノ「ッ!!」
けど、すぐに反応した盾が一筋の閃光を打ち砕くと
あたしの意思に関係なく、誰もあたしたちに近づかないようにと大きな盾を造り上げた
リノ「エースは絶対に守る!!」
そう言ってエースのお腹に触れた時、
肩で息をしていたエースの手があたしの右手の上に添えられると
優しく抱きしめて片方の手は肩の近くに、もう片方の手は腰辺りにあった
エース「・・・もう・・・止めろ・・・」
リノ「嫌・・・!エース!!」
エース「もういい・・・もう・・・止めろ・・・」
リノ「どうして・・・!!」
前にもこういう事があっ
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