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中二病が主人公になったら?
第9話
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♪でも、このフレイヴァー、悪くない・・・♪あ、でも・・・ちょっと首がキツいっす・・・)」
「あっ、ゴメン・・・。」

そう言って、いのはパッと離れていく。
いのは何故か残念そうな顔をしている。

「退院記念にお菓子食べる?」

ナルトにポテチを差し出す、チョウジ。

「いや、まだいいや。昼飯食い終わったらくれ。」
「うん、わかった〜。」

そして、授業が始まるまでしばらくみんなで雑談タイムを楽しんでいた。
しかし、そこへ・・・

「おい!ナルトはいるか!?」
「・・・!?」

"ツンデ〜レ☆BOY"サスケのお出ましである。
そしてナルトを見つけるや否や、づかづかと歩み寄って来た。
そして、

「おい、オレと勝負しろ!」

である。当然、ナルトは、

「・・・断る!」

と返す。しかし、それでもしつこく食い下がってくる。
さっき会話していた人達はナルトを気の毒そうに見ている。
いくら断っても埒が明かない状況に困惑していたところで教室にイルカ先生が入ってきた。

「おい!みんな、席に着け!」
「た、助かった〜ナイスタイミング!」

各々自分の席に座っていく中、サスケだけバツの悪そうな顔をしたまま席に着いた。

昼休みになり、昼食をとるため屋上へ向かおうとしたのだが、やはりサスケが付きまとってくる。
仕方がないのでシカマル達には先に行って貰った。
ナルトはサスケを校庭におびき寄せてから昨日と同様に煙幕を張り、今度は影分身を10体ほど作り出し、本体以外は煙幕から走り出て散開する。
本体だけ瞬身の術で移動し屋上へ向かった。

「ふぅ〜、何とか撒いたぜ・・・。」
「おう、お疲れさん。」

屋上についてからシカマルに労いの言葉を貰い、いつも通り5人+1匹で他愛のない話をしながら昼食をとる。
食べ終わった後はいつも通り雑談タイムである。

「何でさ〜オレ、サスケに追っかけられてんだろう。何かアイツにやらかしたっけ?」
「いーんや、アイツには何もしてないと思うぞ。ただな・・・。」
「・・・な、何だよ。」
「お前が雲隠れの忍びを追っ払ったという話がいまクラスで持ちきりになっているぞ。」
「はぁ?情報ソースだれだよ。」
「・・・日向ヒナタ。」
「マジかよ・・・。」

"あの引っ込み事案なヒナタが言いふらすなんて思いもしなかった。"

「今朝、退院してきたヒナタをみんなが心配して、『大丈夫?』とか声を掛けてたんだけど、その時、ナルトに助けて貰ったこと話してたよ。」

"ああ、なるほど。流れで言わされちゃった感じですかい・・・。"

「ナルトのこと話しているとき、嬉しそうな顔をしやがって・・・チッ。」
「ん?何か言ったか、キバ。」
「何でもねぇよ!」

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