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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第6話:仲間を信じて
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「女、何がなるほどなんだ!?」
「本物の馬鹿ねアンタ……ウルフの説明を聞きなさい」
まだ理解出来てない兵士(メリッサ)の反応に、冷ややかな口調で続きを聞く様吐き捨てるマリー……彼女(メリッサ)は悔しそうだ。

「続けるぞ……物を盗むと言う事は、盗まれた物が存在するんだ。シスターの『泥棒』と言う叫び声を聞いて、即座にやって来たのは貴女だ。そして勿論、即座に逮捕したのも……牢屋へ連れて行ったのも貴女だ。さて……窃盗犯であるシン君が盗んだという『ブロンズの十字架』は今何処にあるのだ?」

「ど、何処にって……その男が……」
「おいおい、逮捕した時に確認しなかったのかよ!? 盗ったかどうかも解らないのに、一方的な決めつけで投獄したのかよ!? どうなってんだこの国の治安は? 女だらけだと碌に治安も維持出来ないのか!?」

「う゛……そ、その男が途中で十字架を捨てたんだ!」
「その証拠は!? 先程からお前の言い分には、証拠が一つも存在しない! 人様を罪人に仕立てるには、証拠が必要なのだと言う事を理解して頂きたい! 一方的な言い分で、他人を罪人に出来るのであれば、俺だって誰かを罪人にする……例えばお前だ! 先程も言ったが、(シン君)が嫌いなタイプの顔をしてたという理由だけで、罪をでっち上げ人生を台無しにしようとしている……とね」

流石だ……流石はウルフだ。

マーニャSIDE END




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