第46話 女の顔は二つあると思った方が良い!
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リラ呼ばわりされてしまった近藤勲。それで良いのか近藤勲?
と、心底ツッコミを入れたくなってしまう今日この頃だったりした。
「そう言えばなのはちゃんの所は今日も銀ちゃんが迎えに来るん?」
「ううん、何かお父さん用事があるから別の人に頼んだって言ってたよ」
どうやら銀時は今忙しいようだ。そんな感じで話し合っていると、とうとう三人だけが入り口前で残ると言う事になってしまっていた。
既に日も西側に傾きだしており三人のお腹も仕切りに空腹を訴えだしていた。
「おせぇなぁゴリラの奴。どっかでバナナでも食ってんのか?」
「こら、近藤の叔父ちゃんの悪口言ったらあかんよ!」
流石に言い過ぎたと判断したのだろう。ヴィータの鼻先をつまみながら説教をするはやて。そこら辺は守護騎士達の主らしい振る舞いを見せていた。
そんな光景が展開されていた丁度その時、三人の下に向かい近づく足音が聞こえた。
「あらあら、三人で楽しそうねぇ。何所かでしつこいゴリラが溺死体で発見されたの?」
とまぁ、こんな感じで背筋の凍りそうな事を涼やかに口走った者が何者なのか、と言うより殆どの人がお分かりだとは思うが、彼女は志村妙と言い、ご存知志村新八の姉である。
「あれ? どうしたの姉御さん」
「銀さんに頼まれたのよ。今日は野暮用で来れないから代わりに家のガキの迎えを頼むって」
もっと他に頼める奴は居なかったのだろうか?
そう思う人も少なくはないだろう。だが、考えて欲しい。彼女の他に適任者が果たして居るだろうか?
まず新八と神楽だが、二人は今仕事で手が離せないので駄目として、続いて猿飛あやめは最初からボツになったりする。
迎えと称してなのはを誘拐し、そのまま銀時を物にする材料にしかねないからだ。
ついでに言うと長谷川もアウトだったりする。マダオに頼った時点でマダオの仲間入りしてしまうと銀時は察しているからだ。
ならばお登勢とかに頼めば良いのでは? と思う方も居るだろうが、そんな事しようものなら後々での報復が目に見えている。
なので、結果としてお妙に頼むのが一番無難だと判断した上でそうしたのであろう。
そう作者は予想してみた。まぁ、実際の結果は読者の皆様で予想していただければ幸いなのだが。
「さ、早く帰りましょう。急がないとこんな可憐な私達を狙って江戸に蔓延る植えた獣達が襲い掛かってくるかも知れないわ」
「そやなぁ、私達見たまんまプリチーやからなぁ。美しさは罪やわぁ」
一体どうすれば其処まで自分の美意識に自信を持てるのだろうか?
疑問に思ってしまう一面だったりした。そんな二人の横で、なのはとヴィータは何故か碁盤を真ん中に置き、その上で将棋をし始めた。
すると、ヴィータの王将をなのはの飛と角が両面で捕えた。盤面から見て逃げ場
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