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駄目親父としっかり娘の珍道中
第45話 人の指は足と手を合わせて20本!
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ヤロー! 危うくハンドルミスするところだったじゃねぇか!」
「だって、はやてちゃんや大五郎君にはお母さんが居るんだもん。私もお母さんが欲しいよ」
「そ、そうは言ってもよぉ……そのぉ、あれだよ……それは結構難題っつぅのぉ? 難しいっつぅのぉ? 何て言えば良いかなぁ?」
「どうして? そんなに難しい事なの?」
「難しいっていやぁ〜〜……う、う〜〜ん」
 銀時の答えが渋りまくっていて分かり辛くなっている。次第にじれったくなりだしてきたなのはが銀時の服の裾を引っ張り答えを急かす。
「ねぇ、はっきり言ってよぉ。どうなの? どうやればお母さんが出来るのぉ?」
「う〜〜んあ〜〜ん☆◎□△×#$ждЯ」
 最終的には何を言っているのか理解出来ない言語を発しだす始末だった。そんな銀時になのはが不満そうな顔を浮かべていた正にその時の事だ。
「あ〜ら、そんな事なら簡単よぉ、銀さんに代わって私が教えてあげるわぁ!」
 突然何所からともなく女の声が聞こえてきた。そして、それを聞いた時、銀時の顔が何所と無く面倒臭そうな顔に変貌したのをなのはは見逃さなかった。
「ねぇ、お父さん。あの声の人ってもしかして……」
「はぁ……お前がこんな話題持ってくるから面倒な奴が出てきちまったじゃねぇかよ」
 二人がそう話していた時、二人の目の前に突如として、一人の女が現れた。
 紫色の長髪に眼鏡を掛けた結構な美女だった。
 服装は白い忍者服を思わせる服装に黒のスパッツと言った忍と現代の合作と言える服装だと思ってるのは多分作者だけじゃないと思いたい。
 とにかく、そんな感じの女性が突如二人の目の前に現れたのだ。
「あ、何時かのドM忍者さんだ」
「ふふ、流石は銀さんの娘ね。その弄り方と良い、蔑むような発言と良い、まるで銀さんに罵られている感じだわ。こう、背筋がゾクゾクして溜まらない感じなんか特に……あぁっ、良い!」
 勝手に両手で自分の体を抑えて身震いしだすこの女は【猿飛あやめ】と言い、服装から分かる通り忍者である。
 が、どう言う理由かは理解出来ないが、彼女はとてつもないドMなのだ。なので、罵られれば罵られる程に快感を覚えていく体質らしく、はっきり言って子供の教育に非常に悪い女性と言えるだろう。
「お前よぉ、ちったぁ空気を読めよなぁ。この小説を此処から読む人がこれを18禁の官能小説と間違っちまったらどうすんだよ馬鹿野郎!」
「そうよ、もっと! もっと私を罵って頂戴! 貴方が私を罵って楽しんでるのと同じように、私も楽しんでるの! もっと、もっと私を苛めなさいよ! もっと私を辱めなさいよ! 弄りなさいよ! それが、あなたの快楽へと繋がるんでしょ?」
「繋がんねぇよ」
 いい加減うざったそうになってきた銀時。はっきり言ってこんなドM女など放って置いてさっさと帰りたい
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