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駄目親父としっかり娘の珍道中
第45話 人の指は足と手を合わせて20本!
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事がまどろっこし過ぎるんだよ! 要点を言え要点を! つまり俺等にどうしろってんだぁ?」
 その問いを待ってましたかの如く、桂は軽く咳払いをし、銀時の腕を払い除ける。
 そして乱れた着物を整えて鎮座した後、腕を組みながら淡々と語り始めた。
「その設計図はつい数日前に真選組屯所に忍び込ませていた同士から得た代物のコピーだ。どうやらこれはかなり大掛かりなからくりの設計図だと言うのが見て取れる」
「確かになぁ、こりゃかなりでかいサイズだってのは俺も分かる。だけど、それが一体何なんだ? これがどうやって江戸を揺るがす恐ろしい代物になるってんだよ?」
 銀時が知りたいのはそれであった。これがからくりの設計図だと言うのは分かる。だが、一体何のからくりなのか?
 それが知りたかったのだ。
 だが、あったのは簡単な図面だけでありそれの用途などは生憎の事銀時達では理解出来そうにない。
 もっとからくりに精通した者でなければ分からない代物であろう。
「とりあえず、この図面は後で源外のじじぃんところにでも送るとすっかぁ。そうすりゃぁこのからくりが何なのかすぐに分かるだろうしよ」
「助かる。それともう一つ頼みたい事があるんだ」
「まだあんのかよ」
 うんざりしている銀時を尻目に、桂が懐から二枚の写真を取り出しテーブルの上に置いた。其処に映っていたのは二人の男の写真であった。
 片方か恰幅の良い男であり、もう片方は眼鏡を掛けて出っ歯が目立つ痩せた男だった。
「この二人に見覚えはないか?」
「全然ないなぁ。こいつらがどうかしたのか?」
「この二人は最近業績を伸ばしてきた地上げ屋だ」
 銀時の眉毛が釣りあがる。桂は何を言いたいんだろうか。
 謎のからくりの設計図に地上げ屋。さっぱり接点が見当たらない。
 悩む銀時の前に桂は更に追加でもう一枚写真を取り出した。
 其処に映っていたのはまるでド○クエ]に出てくるオ○ガ族に良く似た顔立ちで金髪アフロをした悪趣味な外見の天人であった。
「この男はドリフト星出身の大使と名乗って江戸に入国している。が、裏ではどうやらこの地上げ屋達とつるんでいるようだ」
「桂さん、そんな情報何所で手に入れたんですか?」
「ふっ、俺の仲間は至る所に潜んで聞き耳を立てている。良く言うだろ?【壁に目あり障子に耳あり】とな」
「桂さん、それ逆です」
 サラリと新八がツッコミを入れる。とにかく、桂の部下が入手した情報がこれらだと言うようだ。
 銀時はそれらの情報を見つめていた。そして、ふと頭の中でそれらの接点に気付いた。
「おいヅラ。もしかしてこのからくりって……」
「ヅラじゃない、桂だ! そうだ銀時。この設計図のからくりは間違いなくドリフト星の技術が使われている。そして、その大使と地上げ屋達が手を組んだと言う事は、最早答え
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