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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百二話:あくまで人助けです
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た相手を、二人がかりで痛め付けようとした誰かのことではないですか?」
さらにぐりぐりと踏みにじりながら問いかけ、不意に思い出したように力を緩めます。
「ああ、これでは答えられませんでしたね。もう一度、聞きますが。……誰が、卑怯者ですか?」
「ごほっ、ごほっ!……お、オレたちです!オレたちが、卑怯者です!」
「げほっ、げほっ!……そ、そうです!アニキと、オレが、卑怯者です!」
正しい答えを返せたゴロツキどもに、踏みつけたままではありますがにっこりと微笑みかけます。
「そうですか。そうですよね。……でも、おかしいですね?確か、何かを教えて頂けるはずだったと思いますが。まだ、教えて頂いて無いようですけれど。……確か……世の中が、どうとか。……なんでしたっけ?」
踏みつけた足の下で、ゴロツキどもがビクッと震えます。
「……そ、……それは……」
「……世の中、なんでも」
「馬鹿!黙れ!」
「なんですか?答えてください、なんでしたか?」
冷や汗をダラダラと流して黙り込む一人目と、問い詰める私と止める一人目の板挟みでまごつく二人目。
「……返事が、ありませんね?……仕方ありませんね」
笑顔を引っ込め、また足に力を込めようとする私に、一人目が焦って口を開きます。
「ま、待ってくれ!教えるんじゃない、教わるんだった!世の中、なんでも思った通りにいかねえって!オレたちが、アンタに、教えてもらうんだった!」
正しそうな答えが返ってきたので、ひとまず力を込めるのは止めます。
「おや、そうでしたか。そうだったかもしれませんね。それで……わかったんですか?」
無表情で問いかける私に、一人目が激しく首を縦に振りながら、勢い良く答えます。
「わかった!わかったから!もう、許してくれ!」
「オ、オレも!わかった!許してくれ!」
「……どうしましょう。わかったところで、またするのであれば。やはり、野放しにはできませんよね、人として。……他に何か、言うことはありませんか?」
「しねえ!もう、しねえから!だから、許してくれ!」
「オレも!オレも、もうしねえ!絶対、しねえ!」
「そうですか。それは、良かった。安心しました、人として。……ところで」
一度また微笑み、さらにまた無表情に戻って、言葉を続けます。
「……私は、モンスター使いですから。モンスター使いのネットワークで、離れていてもこの町の情報が受け取れます。……もしも、嘘だったら。……わかりますよね?」
「……わかった!嘘じゃねえ、絶対に、もうしねえから!」
「しねえ!本当に、絶対に、しねえ!」
「そうですか。それなら、本当に安心ですね。……ところで」
また一度微笑み、さらにまた引っ込めて困った顔を作
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