第三章
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に人がいれば教会がある。そこまでキリスト教が浸透しているということなのだ。
「だったらやっぱり」
「とは思うが。しかし」
「ないですね」
本郷は大きな溜息を吐き出した。
「何一つとして。いや、本当に」
「どうしたものか」
役もここでまた首を傾げさせてしまった。
「探してもないとなると」
「あっ、あそこに」
ここで気付いたのだった。人がいたことに。そこにいたのは背の丸い、それでいて不気味に太った老人だった。頭は前から禿げ上がり目が大きく出ている。そして口がやけに尖り汚らしい腹が出ている。そんな老人だった。
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