魔法先生ネギま!
0436話
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。それを何とか出来る方法があるとでも?」
「9年か。確かに今のままならそうだろう。だが、俺達が考えた計画では魔法世界の延命も可能となっている。それでも完全なる世界の計画に固執するのか?」
「……」
俺の言葉が意外だったのだろう。動きの止まった一瞬を使い、ポヨの影に干渉して30本近くの影槍を伸ばす。
「っ!? 油断も隙も無いポヨ」
背後からの影槍による攻撃を爪で切り裂いてこちらと距離を取るポヨ。その様子を見ながら、フェイトがこちらを何らかの手段で見ていると判断して大声で告げる。
「フェイト! 今の話を聞いていたな! 俺達にはこの魔法世界を何とかする為の計画がある! お前達の目的が本当に魔法世界を救うという事なら、俺に力を貸せ!」
周囲一体へと響く俺の声。だが、それに対する反応は特になく声も徐々に消えていく。
まぁ、だろうな。そもそもフェイトがそうはいはいとこちらの提案に乗ってくるとは思っていない。だがそれでも、こちらの意志を示すというのには意味がある。
「……確かに君達の意見は聞く価値があるかもしれないポヨ。だが、今の私は完全なる世界に協力をしている身。故に私が選ぶのは決まってるポヨ!」
メキメキとその額からは2本の角が伸び、背後にはまるで高音の操る影人形をより強力にしたような存在が現れる。
「……それがお前の魔族としての力か」
「まるで私が魔族だと知ってたような口ぶりポヨね。ちなみに、私は魔族でもかなり偉い地位についてるポヨ。具体的に言えば普通のRPGではラスボスになる程度には」
「ラスボスか。今までもそういう奴等を相手にして倒してきたんだ。今更ラスボスの1体や2体どうって事はない」
「本当にイレギュラーポヨね。だが、この姿を見せたからには私も本気ポヨ!」
背後に浮かんだ影人形のような者の口へ光が集まり……
「生命ノ宴」
俺の右腕から獅子の炎獣が形成されてポヨへと襲い掛かっていく。
「GYAAAAAA!」
獅子の炎獣と、ポヨの影人形から放たれた光が正面からぶつかり、周囲を強烈な閃光で満たす。
「……さすがポヨね」
周囲を満たした光が消え、視界が戻った時。俺とポヨの中間に位置する場所は激しく破壊されていた。ポヨ側の床は半ば炭と化し、俺の方は一条のレーザーで切り取られたようになっている。
「今のが噂の炎獣ポヨか。あの一撃に耐えられるとは随分と厄介ポヨ」
「それはこっちの台詞だ。まさか俺の炎獣が一撃で消滅するとはな。……やはりお前は危険だな。ザジには悪いがここで消させて……」
もらう、と言い切ろうとした所で肩へとポンと手を置かれる。その手の持ち主は……
「龍宮?」
「アクセル。君とネギ先生はこの中で最大の戦力だ。ここは私に
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