魔法先生ネギま!
0436話
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アーティファクトかは知らないが、それを出した所で潰す!
一瞬だけ横を見ると、そこでは俺と同様の事を考えたのだろう。龍宮もまた銃で狙いを構え……
「幻灯のサーカス」
アーティファクトを出すでもなく、パクティオーカードの状態のままでポヨがアーティファクトの能力を発動させたのだった。
そんな真似が出来るのか!? いや、この場合は魔族だからこそと考えるべきか。
そう思いつつも強烈な光が周囲を照らし……その瞬間、俺の心へと干渉してくる何かを感じ取る。無遠慮に心の中へと踏み込み、侵食していく何か。……何か、だと? それが何かなんて決まっている。ポヨのアーティファクト以外の何物でもない。だが俺の心に無遠慮に踏み込んでくるとは巫山戯た真似をする。
一瞬のうちにどういう類のアーティファクトかを本能的に理解し、反射的に口を開く。
「直撃、『奈落の業火!』」
その瞬間、俺の周囲を覆っていた光が次第にひび割れて黒い炎に燃やされて砕け散っていく。そしてその光が全て消え去った時、残っているのはグレートパル様号が突っ込んだ墓守人の宮殿最下層部と、ザジの関係者にはあるまじき唖然とした表情で俺を見ているポヨ。そして地面へと倒れこんでいるネギ達の姿だった。
「ポ、ポヨ!? そんな馬鹿な。私のアーティファクトの干渉を力尽くで破ったポヨか!? イ、イレギュラーにしても程があるポヨ!」
「う、うぅん……あれ? 父さん? お母さん……え? 確か麻帆良に父さんとお母さんが来てた筈じゃ……」
ネギがそう呟きながら目を覚まし、同時に他の倒れている面々もまた同様に目を覚ましてくる。
「残念だったな、余程自信のあるアーティファクトだったようだが結果はご覧の通りだ」
「……アクセル・アルマー。君を甘く見てたのは確かのようだポヨ。しかし完全なる世界の計画を邪魔させる訳にはいかないので、ここからは実力行使と行かせてもらうポヨ」
左右の手から爪を1m程も伸ばしつつ、俺へと視線を向けるポヨ。
瞬動を使い、こちらの間合いに入り込みその鋭く伸びた爪を振るうが、影に干渉して現れた影槍がその爪を受け止める。
「確かにこの歴史は超の歴史へと続く道かもしれない。だが、その歴史には俺という存在がいなかったのは超自身が認めていた事だ。つまり、俺がここにいるという時点でその歴史は変わっている事になる」
「例え、そうだとしても……私はより確実性の高い完全なる世界の計画を重視するポヨ!」
斬っ、とばかりにその爪は受け止めていた影槍を切り裂き、俺へと迫る。
その一撃を後方へと跳躍して回避しながら会話を続ける。
「確実性が高い? 俺達の用意した案を聞きもしないでそう結論づけるのか?」
「私の試算によると、最短9年程度で魔法世界は崩壊するポヨ
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