第二十九章
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。それはそのまま牙であった。
「この世界にいるものならば恐怖は備わっている」
「本能としてですね」
「しかしそれとは別の世界の存在ならばだ」
「そんな感情も持っていませんか」
「そういうことだ」
役は彼等に対してこう分析しているのだった。そしてそれはほんの僅かも外れているもののない分析だった。
「彼等はな」
「じゃあ来ますか」
「死なない限り私達を攻撃して来る」
彼は断言したのだった。
「幾らでもな」
「つまり俺達が死ぬかこの連中が一匹残らずいなくなるかですか」
「そのどちらかだ」
それしかないということであった。
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